2024.10.18
2024.10.18
米・住宅着工件数(日本時間21時30分)
米・要人発言(日本時間22時30分~)
英・ロンドンフィックス(日本時間24時00分)
東京時間では、米ドル/円は上値が重い展開。午前に三村財務官や青木官房副長官の円安けん制発言が伝わると、米ドル/円は150円を割り込み、一時149.700円付近まで下落。その後に下げは一服したものの、調整の動きと見られる上値の重さが目立ち、150円手前で小幅に推移した。15時00分発表の英・小売売上高/小売売上高コアが前年比と前月比ともに予想を上回る結果となったことを受け、英ポンド買いが先行。英ポンド/米ドルが一時1.30710ドル付近まで上昇し、相対的に米ドルが売られやすい展開となった。株式市場では、前日のNY株式市場でNYダウ(US30)が過去最高値を更新したことや為替市場で円安が進行したことを受けて、寄り付きは買い優勢でスタート。その後は様子見ムードが広がり、39,000円付近でのもみ合いが続いた。本日のNY市場では目立った重要指標はないものの、米国の要人発言が続くため、米ドルの値動きに注意したい。
日本時間の今夜21時30分に、米国の住宅着工件数が発表される。米国内で1ヶ月間で建設開始された新築住宅戸数の増減を測定した指標で、米商務省センサス局が調査し発表する。前回9月の結果は、前月比で9.6%増加の135万6,000件と、想定以上の高水準となった。米国の利下げが進むに伴い、住宅ローン金利が大幅に低下していることが販売を下支えし、需要が拡大していると捉えられる。今回の予想値は、前回をやや下回る135万件の見込み。米国内の景気を測るうえで注目される指標なので、予想から大きく乖離することがないか確認しておきたい。
本日はNY市場以降に米国の要人発言が続く予定。日本時間22時30分にはアトランタ連銀のボスティック総裁、23時00分にはミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、25時10分にはFRBのウォラー理事がそれぞれ発言する。ウォラーFRB理事は、14日に開催された講演で「利下げペースは9月会合以上に慎重さをもって進めていくべき」と述べた。11月6-7日に開催される次回FOMC会合での大幅利下げ観測が後退している中、今後の利下げ見通しへのヒントとなる発言が出てくるか注目したい。
日本時間の深夜24時00分前後は、ロンドンフィックス(ロンドンフィキシング)での値動きに注意したい。ロンドンフィックスは、ロンドン市場における金融機関の対顧客向け外貨取引の基準レートを決定することを指し、東京時間の仲値(日本時間9時55分)に相当する。土日を除く日本時間24時00分(冬時間は25時00分)に毎日実施されており、ロンドンフィックス前後では値動きが活発になる傾向がある。特に、ロンドンフィックスでは金(GOLD)の現物取引レートが決まるため、金(GOLD)での短期売買を狙うトレーダーは注目したい。
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