重要講演を前に一進一退

2026.08.28
2026.08.28
本日のポイント
加・GDP(日本時間21時30分)
米・ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】(日本時間23時00分)
米・ウォーシュFRB議長の発言【ジャクソンホール会議での講演】(日本時間23時00分)
28日の東京市場は、27日の米国株高を受けたリスク選好が支えとなった。ドル円は早朝に159円41銭まで上昇後、9時前後に159円29銭まで反落するなど方向感を欠くもみ合いに終始した。朝方発表の8月東京都区部消費者物価指数は総合+1.9%、生鮮食品を除くコア+1.8%と市場予想通りで反応は限定的だったが、前日の氷見野日銀副総裁の発言や中東情勢緊迫による原油高が下支えとなった。日経平均は27円安でスタートしたが、エヌビディアなど米ハイテク株高を受けて切り返し、前場は一時6万6,842円まで上伸、550円高で前引けとなった。後場は伸び悩み、午後3時前時点では176円高の6万6,300円台で推移している。欧州時間は目立った指標が少なく、ジャクソンホール会議2日目として各国中銀総裁の発言に注意が向かう。NY時間は21時30分に加4-6月期GDP(前期比年率、予想3.3%、前回-0.1%)、23時に米ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】(予想51.0)と米雇用者数の年次ベンチマーク改定速報値が発表され、同じ23時にはこの日最大の焦点であるウォーシュFRB議長のジャクソンホール講演が控える。市場の関心は講演内容に集中しており、インフレ抑制を強調するタカ派色が強まればドル買い・金利上昇で160円接近も視野に入る一方、緩和的なトーンがにじめば円買い・株安に振れやすい。9月16日のFOMCや9月18日の日銀会合を控えるだけに、当面は要人発言と米長期金利、原油価格の動向に神経質な相場展開が続くとみられる。
1. 加・GDP(日本時間21時30分)
日本時間21時30分にカナダの4-6月期実質GDP(前期比年率)が発表される。今回の予想は+3.3%、前回結果は-0.1%であった。1-3月期の低調な伸びからの反発が見込まれる一方、米国との貿易摩擦や高金利の影響が引き続き重石となっており、回復の持続性については慎重な見方も根強い。カナダ中銀(BOC)による政策判断が注目される中、経済活動の緩やかな推移が数値として示されるか注目される。
2. 米・ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に8月の米・ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】が発表される。今回の予想は51.0、前回結果は55.2であった。高インフレによる生活費の圧迫や将来的な景気懸念が消費者心理を悪化させており、前回速報値(51.0)と同水準での確定が見込まれる。実質賃金の改善やインフレ期待の安定が回復の鍵を握るものの、当面は慎重な消費行動が維持されると予想される。
3. 米・ウォーシュFRB議長の発言【ジャクソンホール会議での講演】(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に米・ウォーシュFRB議長によるジャクソンホール会議での講演が行われる。直近の発言では、目先の金融政策の道筋を示すのではなく、生産性や人口動態、世界経済が直面する様々なショックといった「大きな問い」を提示したいとの見解を示した。今回はフォワードガイダンスを避けつつも、高止まりする長期インフレ期待や国債利回り上昇への懸念を踏まえ、物価安定への強い決意をにじませる発言が予想される。
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