円売り加速、日経平均はAI株高で急伸

2026.10.01
2026.10.01
本日のポイント
英・ベイリーBOE総裁の発言(日本時間17時00分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
米・ISM製造業景況指数(日本時間23時00分)
1日の東京時間は、円売りが優勢となった。米ドル/円(USDJPY)は朝方157円台前半で推移していたが、日銀短観で大企業製造業DIが+24と市場予想の+25を下回ったことで円売りが先行。その後公表された日銀会合の「主な意見」では、政府関係者から既往の利上げが経済・物価に与える影響を丁寧に点検するよう求める意見が示され、10月の追加利上げ観測が後退した。これを受けて円売りが強まり、15時時点では158.38円まで上昇。一時158.40円をつけ、200日移動平均線の158.49円に迫った。本日の安値は157.34円であった。日経平均は米マイクロン・テクノロジーの好決算を好感し、AI・半導体関連株が上昇を主導した。前日比 2,203円高の68,956円72銭で大引けとなった一方、プライム市場では6割超の銘柄が値下がりし、AI・半導体株が指数を押し上げる展開となった。欧州時間は、17時00分のベイリーBOE総裁の講演と18時のユーロ圏失業率に注目だ。NY時間は21時30分の米新規失業保険申請件数に加え、22時30分のラガルドECB総裁講演、23時のISM製造業景気指数とウォラーFRB理事の講演がある。月初・四半期初めの実需フローや、原油高と米金利上昇にも警戒が必要である。
1. 英・ベイリーBOE総裁の発言(日本時間17時00分)
日本時間17時00分に英・ベイリーBOE総裁が発言する。直近の発言では、エネルギー高が長引くほど金融政策の判断が難しくなる一方、価格転嫁は今のところ限定的との見解を示した。9月のMPCでは3名が利上げを主張し、政策金利は3.75%で据え置かれた。今回はインフレやエネルギー価格への警戒姿勢が示されるかが焦点となり、今後の利上げ判断を巡る発言が注目される。
2. 米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に9月26日週の米・新規失業保険申請件数が発表される。今回の予想は19.9万件、前回結果は19.7万件であった。4週移動平均は20万2,250件と低位にあり、解雇は歴史的な低水準が続いている。継続受給者は171万9,000人へ小幅に増加しており、雇用市場の一部に弱さが残ることを示す可能性がある。
3. 米・ISM製造業景況指数(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に9月の米・ISM製造業景況指数が発表される。今回の予想は55.0、前回結果は54.6であった。S&Pグローバルの9月速報製造業PMIは57.0と52か月ぶりの高水準となり、製造業の改善を示唆している。価格指数は8月の71.1から72.0への上昇が予想されており、強い景況感と物価上昇が確認されれば、FRBの追加利上げ観測を支える可能性がある。
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