月末の円買いと株高、重要指標が次の焦点

2026.09.30
2026.09.30
本日のポイント
米・ADP雇用統計(日本時間21時15分)
米・個人消費支出(PCEデフレーター)(日本時間21時30分)
米・第2四半期GDP(日本時間21時30分)
30日東京時間の米ドル/円(USDJPY)は、朝方の157円台前半から月末のフローで156円37銭まで下落した。午後は米長期金利が高水準を維持するなかドルの買い戻しが入り、157円25銭近辺まで戻したが上値は重く、15時は156円90銭前後で推移した。日米協調介入への警戒が円買いを残している。日経平均は、サウジの主要パイプラインが半分復旧し原油価格が下落したことで中東情勢への警戒が和らぎ、寄り付きから買いが先行した。ソフトバンクGや半導体株が主導し、前日比1,272円高の6万6,753円で大引けとなった。欧州・NY時間は指標が集中する。21時に独・9月CPI、21時15分に米・ADP雇用統計、21時30分に米・8月PCEデフレーターと米・4-6月期GDP確報値が発表される。19時には為替介入実績の公表があり、四半期末のフローにも注意したい。10月1日4時25分にはクックFRB理事の発言が予定される。今後は、PCEの結果を受けた米利下げ観測の変化がドル円を左右しそうだ。160円近辺では介入への警戒が強まりやすく、下値では155円が意識される。日経平均は6万6,000円台を維持できるかが焦点となり、1日のISM製造業景況指数や2日の雇用統計を受けて値動きが大きくなる可能性がある。
1. 米・ADP雇用統計(日本時間21時15分)
日本時間21時15分に9月の米・ADP雇用統計が発表される。今回の予想は+7.2万人、前回結果は+3.8万人であった。前回は1月以来の低い伸びで、製造業や専門サービスが減少した。ADPの週次速報では、直近4週平均で週2万人の増加と3週連続で加速している。予想を上回る余地はあるが、労働市場の減速基調は続く見通しだ。
2. 米・個人消費支出(PCEデフレーター)(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に8月の米・個人消費支出(PCEデフレーター)が発表される。今回の予想は前年比+3.7%(前月比+0.3%)、コアは前年比+3.3%、前回結果は前年比+3.7%(前月比+0.2%)、コアは前年比+3.3%であった。FOMCは9月に0.25%の利上げを決め、年内にもう一度の利上げを見込む。エネルギー高で物価が高止まりすれば追加利上げ観測が強まり、ドル高・円安要因となる。
3. 米・第2四半期GDP(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に4〜6月期の米・第2四半期GDP(確定値)が発表される。今回の予想は前期比年率+1.5%、前回結果は+1.5%であった。個人消費は+3.4%で据え置きと見込まれる。今回は年次改定を伴うため、過去の成長率が修正される可能性がある。アトランタ連銀のGDPNowは7〜9月期を+5.0%程度と推計しており、景気の勢いは強い。
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