金融政策の行方を見極める展開

2026.08.27
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2026.08.27
本日のポイント
欧・ECB理事会議事要旨公表(日本時間20時30分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
米・7年債入札(日本時間26時00分)
27日の東京時間は、前日の米株引け後に発表された米エヌビディアの好決算通過に伴う材料出尽くし感が重しとなった。日経平均は寄り付き後に半導体関連株の買い戻しで一時700円近く上昇する場面があったが、メモリー価格高騰への警戒感から上げ幅を消し、前引けは前日比97円安の6万6,164円と反落した。ドル円は、前日のNY市場で7月米PCE価格指数が予想を上回り長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、159円台前半で堅調に推移。氷見野日銀副総裁の講演・記者会見を控え、日銀の追加利上げ観測との綱引きから方向感に乏しい展開となった。欧州時間は独9月GfK消費者信頼感、ユーロ圏7月マネーサプライM3、ECB7月理事会議事要旨に注目が集まる。NY時間には米新規失業保険申請件数と7月卸売在庫(速報値)が発表されるほか、マーベル・テクノロジーやオートデスク、ワークデイ、ベスト・バイなど主要企業の決算発表が相次ぐ。トランプ大統領によるクックFRB理事解任問題の行方も、引き続き相場の波乱要因として意識される。今晩から明朝にかけては、28日に予定されるウォーシュFRB議長の初講演を前に大きなポジションは取りにくく、ドル円はレンジ内での一進一退が続く公算が大きい。9月16日のFOMCや9月18日の日銀会合を見据え、当面は要人発言と米長期金利の動向への警戒感が強い地合いが続くとみられる。
1. 欧・ECB理事会議事要旨公表(日本時間20時30分)
日本時間20時30分に欧州中央銀行(ECB)が7月22日・23日開催分の理事会議事要旨を発表する。同会合では政策金利(中銀預金金利2.25%、主要リファイナンス金利2.40%)の据え置きが全会一致で決定されたが、議事要旨では一部理事から先行きの追加利上げを前向きに主張するタカ派な声がどの程度出ていたかが焦点となる。前回の6月分議事要旨では、中東情勢悪化によるインフレ警戒から+0.25%の利上げ決定を後押しする議論が中心であった。今後の見通しとしては、原油価格や中東情勢次第で9月理事会での追加利上げの是非を占う材料として注目され、タカ派色が強ければユーロ買いを誘いやすい。
2. 米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に米国の新規失業保険申請件数(8月16日〜22日)が発表される。今回の予想は20.8万件、前回結果は20.6万件で市場予想21.0万件を下回った。今回も前回の実績値からわずかに増加するものの、依然として歴史的な低水準が維持されるという見立てだ。今後の見通しとしては、大幅な悪化は見込みにくいが、9月FOMCを控える中で市場予想を下回る強い結果が出れば労働市場の堅調さが意識され、FRBの利下げペースが慎重になるとの見方を後押しする材料になり得る。
3. 米・7年債入札(日本時間26時00分)
日本時間26時00分(28日午前2時)に米財務省による440億ドル規模の7年債入札が実施される。今回の予想は最高落札利回りが発行前取引(WI)近辺の水準になるとみられ、前回(7月28日実施分)の結果は最高落札利回り4.473%(WI4.471%)、応札倍率2.49倍(前回2.50倍)であった。今後の見通しとしては、中東情勢を背景とした原油高継続によるインフレ懸念やFRBによる高金利環境の長期化(早期利下げ観測の後退)から利回りには上昇圧力がかかりやすく、需要が弱ければ長期金利の一段の上昇要因となる。
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