158円台で攻防、介入警戒と金利上昇が交錯

2026.09.24
NEW
2026.09.24
本日のポイント
独・Ifo景況感指数(日本時間17時00分)
加・小売売上高(日本時間21時30分)
米・新築住宅販売件数(日本時間23時00分)
24日(木)東京時間の米ドル/円(USDJPY)は、神経質な展開となった。朝方は米PMI上振れによる追加利上げ観測と米長期金利の上昇でドル高が先行し、158円35銭付近まで上昇した。しかし、片山財務相の円安牽制発言と、先週18日の日銀レートチェックを受けた介入警戒で157円79銭まで下落した。午後は押し目買いで買い戻され、15時半時点では158円40銭前後に戻した。日経平均は連休明けで、米国のAI・半導体株高を受けて買いが先行し、始値は6万5,476円だった。午前中に6万6,249円まで上昇したが、後場は国内長期金利が約30年ぶりの高水準となり、大引けは6万5,513円99銭(前営業日比495円04銭高)と上げ幅を縮小した。欧州時間は、16:15にシュナーベルECB専務理事、18:00にレーン氏が講演する。17:00の独IFO景況感指数と、17:10のウィリアムズNY連銀総裁講演も注目だ。NY時間は21:30の米新規失業保険申請件数、バーキン・ハマック両氏の講演、23:00の新築住宅販売件数が焦点となる。米中首脳会談の行方や、中東情勢を受けた原油相場にも警戒が必要である。今後、米ドル/円は上方向に傾きやすいと思われる。日米金利差の拡大を背景に、月初来高値の160.39円前後が目先の上値目処となる。ただ、160円に近づくほど介入警戒が強まり、上値は重くなるだろう。日経平均は長期金利の上昇が重荷となる中、6万5,000円台を維持できるかが焦点である。
1. 独・Ifo景況感指数(日本時間17時00分)
日本時間17時00分に9月のドイツIfo景況感指数が発表される。今回の予想は89.0、8月25日発表の前回結果は88.8であった。前回は市場予想87.2を上回り、景況感の改善が続いた。今回も小幅な上昇が見込まれる。ドイツ景気の持ち直しを確認できればユーロの支援材料となる。一方、欧州景気にはエネルギー価格や外需を巡る不透明感が残り、予想を下回れば景気減速への警戒が強まりやすい。
2. 加・小売売上高(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に7月のカナダ小売売上高が発表される。今回の予想は前月比-0.8%、自動車除くコアは-0.5%、8月21日発表の前回結果はそれぞれ+0.6%、+0.5%であった。6月は小売売上高が増加したが、7月は大幅な反動減が予想される。予想以上の減少となれば個人消費の鈍化を示しカナダドルの重石となる一方、上振れならカナダ景気の底堅さを示す材料となる。
3. 米・新築住宅販売件数(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に米国の8月・新築住宅販売件数(前月比・年率換算件数)が発表される。今回の予想は年率換算件数61.7万件、前月比+1.3%。8月25日発表の前回(7月分)結果は、年率換算で60.7万件、前月比-10.5%であった。前回は6月の67.8万件から大幅に減少し、高止まりする住宅ローン金利が重石となった。在庫は9.6カ月分まで積み上がっており、今回も弱含みとなれば住宅市場の減速懸念が強まりやすいことが想定される。
最近のレポート 記事一覧
-
2026.10.14
NEW
CPI待ちの静寂、地政学リスクの火種
CPI待ちの静寂、地政学リスクの火種
-
2026.10.13
NEW
円安圏の攻防、迫る中東リスク
円安圏の攻防、迫る中東リスク
-
2026.10.12
NEW
流動性低下に伴う急変動に注意
流動性低下に伴う急変動に注意
-
2026.10.09
NEW
ドル円は膠着、日経平均は節目を意識
ドル円は膠着、日経平均は節目を意識
-
2026.10.08
NEW
円安圧力と介入警戒の攻防
円安圧力と介入警戒の攻防
-
2026.10.07
NEW
ドル高一服、7万円台の日経に調整売り
ドル高一服、7万円台の日経に調整売り
-
2026.10.06
株高進むも、ドル円は158円台で足踏み
株高進むも、ドル円は158円台で足踏み
-
2026.10.05
ユーロ安が映すドル高、日経は7万円台へ
ユーロ安が映すドル高、日経は7万円台へ
-
2026.10.02
雇用統計待ちで膠着、日経平均は反落
雇用統計待ちで膠着、日経平均は反落
-
2026.10.01
円売り加速、日経平均はAI株高で急伸
円売り加速、日経平均はAI株高で急伸

