ユーロ安が映すドル高、日経は7万円台へ

2026.10.05
2026.10.05
本日のポイント
欧・生産者物価指数(PPI)【8月】(日本時間18時00分)
米・サービス業購買部協会景気指数【9月】(日本時間22時45分)
米・ISM非製造業景況指数【9月】(日本時間23時00分)
5日東京時間の米ドル/円(USDJPY)は157円台後半での小動きとなった。先週末のNY終値157.85円付近で寄り付き、ユーロ円の下落などを受けて仲値後に157.44円まで下落した。だが正午にかけて、フランスの財政懸念でユーロ売り・ドル買いが広がり、一時158.17円まで上昇。その後は伸び悩み、15時時点では157.83円だった。日経平均は大幅反発となり、前週末比1,637円高の6万9,946円で取引を終えた。米利上げ観測の後退やハイテク株高を背景にAI・半導体株が買われ、一時7万円台に乗せた。欧州時間では、ナーゲル独連銀総裁の発言や、ユーロ圏・英国のサービス部門PMI改定値に注目が集まる。また、フランスの債務問題による独仏国債利回り差の拡大やユーロ安の動きにも警戒が必要だ。NY時間では、22時45分の米サービス部門PMI改定値と、23時の米ISM非製造業景気指数が焦点となる。米ドル/円は、ISMの結果が方向感を左右する可能性があり、ユーロ安が続けばドル高・円安が進む展開も想定される。週内は8日未明のFOMC議事要旨、9日の加・雇用統計や米・ミシガン大学消費者信頼感指数も控えている。日経平均は7万円台を維持できるかが焦点であり、年初来高値の7万2,366円が次の目標となる。ただし、11月3日の米中間選挙や中東情勢、原油相場の動きにも注意が必要だ。
1. 欧・生産者物価指数(PPI)【8月】(日本時間18時00分)
日本時間18時00分に8月の欧・生産者物価指数(PPI)が発表される。今回の予想は未公表、前回結果は前月比+1.6%、前年比+5.8%であった。先行発表の8月のドイツPPIは前年比+4.6%と予想の+3.8%を上回り、フランスも前年比+4.8%に加速した。ユーロ圏全体でも上振れが警戒される。生産者物価の高止まりは消費者物価への波及を通じ、ECBの政策判断にも影響し得る。
2. 米・サービス業購買部協会景気指数【9月】(日本時間22時45分)
日本時間22時45分に9月の米・サービス業購買担当者景気指数(確報値)が発表される。今回の予想は58.7、前回結果は58.7であった。コンポジット指数の予想は58.4で、前回も58.4であった。好不況の分かれ目である50を大きく上回る水準が続いており、予想通りなら米経済の拡大基調が維持されていると確認される。速報からの修正幅は小さいとみられ、市場の反応は限定的となりそうだ。
3. 米・ISM非製造業景況指数【9月】(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に9月の米・ISM非製造業景況指数が発表される。今回の予想は55.0、前回結果は55.4であった。予想は前回からやや低下するものの、50を上回る拡大圏を保つ見通しである。2日発表の米雇用統計の結果も踏まえ、雇用や物価の内訳が注目される。結果次第でFRBの金融政策見通しや、ドル円相場の変動要因となる可能性がある。
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