
2026.07.14
NEW
2026.07.14
英・ベイリーBOE総裁の発言(日本時間17時45分)
米・消費者物価指数(日本時間21時30分)
米・ウォーシュFRB議長の議会証言(日本時間23時00分)
東京時間では、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の利上げ期待が一段と高まり、主要通貨に対してNZドルが全面高の展開となった。RBNZチーフエコノミストのコンウェイ氏は今朝方、原油価格の急騰を受けた物価高の影響が長引く可能性を指摘し、追加利上げが必要になる可能性に言及。政策メンバーの中でもハト派寄りとされるコンウェイ氏からタカ派発言が出たことで、市場は次回9月会合での利上げを急速に織り込み、NZドル買いが加速した。NZドル/円(NZDJPY)は東京序盤から堅調地合いを維持し、6月5日以来となる94円台を回復。豪ドル/NZドル(AUDNZD)は3月30日以来の安値更新となった。また、午前に片山財務相や上野厚生労働相からGRIFに関する発言が出たことで、市場は米ドル売り・円買いで反応。本日実施された本邦の20年債入札の好調な結果も円買いを後押しし、米ドル/円(USDJPY)は162.20円台まで下げ幅を広げた。株式市場では、日経平均株価は前日比+0.74%と反発。前日の米株安を受けて序盤は売りが先行し、一時900円超安まで下げ幅を拡大。後場でもマイナス圏でのもみ合いが続いたが、引けにかけて次第に切り返し、プラス圏に乗せて取引を終えた。本日はNY時間に予定される6月米消費者物価指数(CPI)発表とウォーシュFRB議長の議会証言が最大の注目イベント。米ドルを中心に荒い値動きが予想されるため、急変動リスクには十分備えておきたい。
日本時間17時45分に、イングランド銀行(BOE)のベイリー総裁が財務特別委員会の議会証言に出席する。中東情勢のあおりを受けて英国のインフレ見通しは不透明な状況だが、ベイリー総裁が金融政策の見通しについて何らかのヒントを示すか確認したい。ベイリー総裁は先月末、「中東情勢がなければ年2回の利下げを実施し、インフレ率が目標水準付近まで戻ることを想定していた」と発言。現状の英経済は非常に弱い状況にあり、政策判断の舵取りが困難であることを述べている。議会証言では経済の悪化やエネルギーショックの影響などを鋭く問われる可能性があるため、BOEの政策スタンスについて具体的な考えが示された場合、英ポンドの動意につながる可能性がある。
日本時間21時30分に、米国の6月消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想は、前月比-0.1%、前年比+3.8%と、およそ6年ぶりに前月比がマイナスに転じる見込み。食品とエネルギーを除いたコアは、前月比+0.2%、前年比+2.8%と小幅な鈍化が予想されている。5月のCPIは4.2%まで上昇したが、直近の原油価格の下落を受けて、6月は伸びが鈍化することが大方の予想。しかし、昨日13日には米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が「6月のコアインフレが強い伸びを示せば、近い将来に利上げが必要になる」とタカ派色の強い内容を述べたことで、コアCPIを中心に市場の注目度が一段と高まっている。想定以上に強い結果となった場合、市場の早期利上げ期待が拡大し、米ドル買いが急加速する可能性がある。
日本時間23時00分に、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長が就任後初の議会証言に出席する。米下院金融サービス委員会で半期に一度の金融政策に関する証言を行う予定であり、物価高や政策スタンスに関する指摘に対してどのような見解を示すのかが注目ポイント。ウォーシュ議長がタカ派的な内容を述べた場合、市場の利上げ期待がさらに高まる可能性がある。なお、本日は議会証言の前に6月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるため、ともにFRBの利上げ期待を後押しする内容となれば、米ドル相場が急騰するリスクがある点に警戒しておきたい。
最近のレポート 記事一覧
2026.07.14
NEW
米CPIとウォーシュFRB議長の議会証言に注目
米CPIとウォーシュFRB議長の議会証言に注目
2026.07.13
NEW
週明けは中東情勢を注視する展開
週明けは中東情勢を注視する展開
2026.07.10
NEW
米ドル安・円高の動きが継続か
米ドル安・円高の動きが継続か
2026.07.09
NEW
中東情勢ヘッドラインに警戒
中東情勢ヘッドラインに警戒
2026.07.08
NEW
FOMC議事録と中東情勢を注視
FOMC議事録と中東情勢を注視
2026.07.07
NEW
英金融安定報告書とベイリーBOE総裁の発言に注目
英金融安定報告書とベイリーBOE総裁の発言に注目
2026.07.06
介入警戒感の後退で円安が加速
介入警戒感の後退で円安が加速
2026.07.03
米国休場の中、為替介入への警戒強まるか
米国休場の中、為替介入への警戒強まるか
2026.07.02
米雇用統計と円買い介入に警戒
米雇用統計と円買い介入に警戒
2026.07.01
米指標とウォーシュFRB議長の発言が利上げ期待を支えるか
米指標とウォーシュFRB議長の発言が利上げ期待を支えるか