FOMCと円安介入警戒で神経質な展開

2026.07.27
2026.07.27
本日のポイント
独・Ifo景況感指数(日本時間17時00分)
米・耐久財受注(日本時間21時30分)
米・短期国債入札(日本時間24時30分)
27日の東京時間は、ドル円と日経平均ともに神経質な値動きとなった。ドル円は朝方に163円55銭まで下押した後、163円71銭まで上昇したが、その後は上値が重くなり、午前には163円52銭まで反落。午後は163円57銭前後で方向感に欠ける展開となった。約40年ぶりの円安水準を背景に為替介入への警戒感が根強く、高市政権から円安を牽制する発言が相次いでいることも上値を抑える要因となっている。日経平均は前週末の米ハイテク株安を受けて半導体関連株が売られた一方、中東情勢の緊張緩和を好感した買い戻しが入り反発して始まった。その後は半導体株への売りが続いたことで一時マイナス圏へ沈み、6万5,000円を下回る場面もあったが、値ごろ感からの押し目買いに支えられ、後場には再び上げ幅を広げた。欧州時間からNY時間にかけては、28~29日に開催されるFOMCを控え、様子見姿勢が強まりやすい。市場では利上げ観測も意識されており、声明文やウォーシュFRB議長の会見内容次第ではドル円や米金利が大きく動く可能性がある。本日は米耐久財受注や運輸を除くコア資本財受注、ダラス連銀製造業景況指数、2年債・5年債入札が予定されており、結果次第では相場の方向感を左右する材料となりそうだ。さらに、対イラン和平協議再開への期待を背景とした原油相場の動向に加え、今週予定される日銀金融政策決定会合や米主要ハイテク企業の決算も控えており、材料が重なる中で相場の急変動には引き続き警戒したい。
1. 独・Ifo景況感指数(日本時間17時00分)
日本時間17時00分に7月のドイツ・Ifo景況感指数が発表される。今回の予想は86.0(前回85.6)。ドイツ経済の底打ち感から緩やかな改善が見込まれており、市場の関心は製造業やサービス業の景況感回復が集まる。予想通りの上昇となればユーロ買い・欧州株高につながりやすいが、好悪の分かれ目となる100を下回り続けているため、回復力への慎重姿勢は残ると見込まれる。
2. 米・耐久財受注(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に米国の6月耐久財受注(速報値)が発表される。今回の予想は前月比+1.5%(前回-4.5%)。前月の落ち込みからの持ち直しが期待される一方、輸送機器を除くコア受注の伸長がポイントとなる。強い数字が出れば米国の設備投資の底堅さが示され、米長期金利の上昇とともにドル買い要因となる。反対に弱振れた場合は景気減速懸念から米株安やドル売りに繋がる。
3. 米・短期国債入札(日本時間24時30分)
日本時間24時30分に、米国の3か月物・6か月物短期国債(T-Bill)の入札が実施される。今回の発行予定額は3か月物が920億ドル、6か月物が790億ドル。前回落札利回りは3か月物が3.70%、6か月物が3.72%であった。中東情勢の緊迫化を受けた質への逃避需要が強まれば利回りは低下しやすく、逆に財政赤字拡大への警戒が優勢となれば札割れ懸念とともに利回りが上昇し、ドル金利全般や株式市場のセンチメントにも影響を与えやすいことが予想される。
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