大幅な株安でリスク回避の動きが継続か

2026.06.26
2026.06.26
本日のポイント
欧・要人発言(日本時間17時30分)
米・ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】(日本時間23時00分)
米・要人発言(日本時間24時30分)
東京時間では、アジア株が大幅安となった影響でリスク回避の動きが強まった。前日の米株式市場でハイテク株が下落したことから、日経平均(JP225)は寄り付き後に売りが先行して急落。前日に半導体関連銘柄の買いで3,000円超急騰したことも利益確定売りを誘い、週内最終営業日は前日比-4.15%の大幅反落で取引を終えた。また、アジア株の多くは韓国株の大幅安に追随するかたちで下げ幅を拡大。韓国KOSPIが8%超の急落で今週2度目のサーキットブレーカーが発動する事態となり、香港ハンセン指数(HK50)は米利上げ観測の重しも加わり約1年ぶりの安値をつけた。株式市場の軟調推移を受けて、為替市場ではリスク回避の円買いが優勢。米ドル/円(USDJPY)は161.53円まで下げ幅を広げ、クロス円も連動するかたちで売りが進んだ。リスクに敏感なオセアニア通貨は全面安。豪ドル/円(AUDJPY)や豪ドル/米ドル(AUDUSD)は総じて地合いが弱かった。金(GOLD)は節目の4,000ドル付近で値動きが停滞。本日の東京時間では一時4,000ドルを割り込んだが、押し目を積極的に拾う底堅さがみられた。この後の海外時間では、特段材料視されるような経済イベントが予定されていないため、市場のリスク動向や各国の金利差をにらんだ動きが予想される。東京時間で強まったリスク回避の動きが継続することになるか確認したい。
1. 欧・要人発言(日本時間17時30分)
日本時間17時30分に、ナーゲル独連銀総裁の発言機会が予定されている。欧州中央銀行(ECB)関係者の最新の政策見通しを確認しておきたい。ECBは6月の理事会で利上げを行い、7月にも追加利上げを決定するとの観測が高まっていた。しかし、米イランの和平合意を受けた原油価格の急落に伴い、現状では据え置きの見方が優勢。見通しの変化によって、ユーロ相場が対米ドルで大きく値を下げる動きとなっている。ナーゲル独連銀総裁を含むECBのタカ派メンバーは利上げに積極的な姿勢を示しているが、最新のファンダメンタルズを加味し、見通しに変化が生じていないか確認したい。
2. 米・ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に、6月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が発表される。市場予想は50.0と、6月12日に発表された速報値の結果を上回る見込み。6月の速報値は、市場予想や前月確報値を上回る48.9へ上昇し、4ヶ月ぶりに改善。消費者のインフレへの懸念は根強いものの、ガソリン価格の低下が一定の安心感につながった。市場予想通り、もしくはそれを上回る結果は、米ドル買いの材料と判断される可能性がある。
3. 米・要人発言(日本時間24時30分)
日本時間24時30分に、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言機会が設けられている。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策について、新たな見解が述べられるか確認したい。昨日25日に発表された5月のPCE価格指数が前年比で大幅な伸びを示したが、市場では7月の利上げ観測が後退し、9月以降に利上げの可能性があるとの見方に変化した。FRBのタカ派姿勢が維持されるようであれば米ドル高を支える可能性があるが、慎重姿勢へとシフトした場合は米ドルの重しとなる可能性がある。
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