
2026.05.15
2026.05.15
欧・要人発言(日本時間17時50分)
米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(日本時間21時30分)
米・鉱工業生産(日本時間22時15分)
東京時間では、米長期金利の上昇を背景とした米ドル高の地合いとなった。今週発表された米国の物価指標が軒並み予想以上の強い結果となったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ期待が高まり、米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇。本日の東京時間では昨年5月以来となる4.530%台を付け、金利高に連れて為替は米ドル全面高の動きとなった。米ドル/円(USDJPY)は、前日の海外時間に為替介入が警戒される158円を上抜け、東京時間でも流れを継続。ただ、上値警戒感から買いには慎重な様子がみられ、じりじりと158.67円台まで高値を切り上げる動きとなった。主要通貨は対米ドルで売りが進み、特にオセアニア通貨が下げ幅を拡大。豪ドル/米ドル(AUDUSD)とNZドル/米ドル(NZDUSD)は前日の海外時間から続く下落基調が加速し、下げ止まることなく強い売りに押された。金(GOLD)は東京勢参入後に売り込まれ、100ドル超の大幅下落。ほぼ戻り目を形成せず、4,550ドル台まで急速に値を下げた。株式市場では、日経平均株価(JP225)は前日比-1.99%と続落。買い先行で寄り付いたものの、連日の高止まりで上値警戒感が強まり、買い一巡後は利益確定売りが加速。一時1,500円超の下落で6万1,000円台割れまで下押すなど、引けまで軟調地合いが続いた。本日は目立った経済イベントが予定されていないため、各国の利上げ観測や中東情勢を材料視した動きが中心となることが予想される。米ドル/円(USDJPY)は実弾介入の警戒域となる158円台を推移しているため、海外時間でも突発的な急落リスクに備えておきたい。
本日は、日本時間17時50分にブイチッチ・クロアチア中銀総裁とドレンツ・スロベニア中銀総裁の発言機会が予定されている。約1ヶ月後に迫る次回のECB理事会に向けて、金融当局者の発言から利上げの可能性を探りたい。直近ではECB関係者の発言が利上げを示唆するタカ派的なものに傾斜していたが、一部では6月会合でも利上げを見送る可能性があるとの見解も出ている。チーフエコノミストのレーン専務理事は13日、利上げの必要性について言及しつつも、6月会合での実施については明言を避けた。市場は最新の経済データや当局者の発言から利上げ時期を見極めている状況のため、何らかの具体的な発言があった場合はユーロ相場の動向に影響を与える可能性がある。
日本時間21時30分に、5月のニューヨーク連銀製造業景気指数が発表される。ニューヨーク連銀製造業景気指数は、米国のニューヨーク連銀が管轄する区内にある製造業の景気見通しを調査した指標。新規受注や販売価格、雇用など複数項目の景況感を調査し、結果を指数で示す。今回の市場予想は+7.5。前月の+11.0を下回るものの、プラス圏を維持する見込み。前回4月は予想を大きく上回る高水準となったが、中東情勢への懸念から、企業の見通しは悪化傾向にあることが示された。市場予想を上回る結果は米ドル買い、市場予想を下回る結果は米ドル売りの材料と判断されやすいため、指標発表後の米ドルの反応に注目したい。
日本時間22時15分に、米国の4月鉱工業生産が発表される。鉱工業生産は、米国の鉱工業部門の活動状況を調査し、結果を指数で示した指標。景気全般と密接に関わっており、米連邦準備制度理事会(FRB)が直接公開するデータとしても注目される。市場予想は+0.3%と、前回3月の-0.5%から改善する見込み。米国の製造業は年初から回復傾向が見えていたが、中東での紛争勃発以降は低迷が続いている。今回はやや持ち直すことが予想されているものの、想定外に悪化した場合は米ドル売りを後押しする可能性がある。
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