
2026.03.30
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2026.03.30
独・消費者物価指数【速報値】(日本時間21時00分)
米・パウエルFRB議長の発言(日本時間23時30分)
英・月末のロンドンフィックス(日本時間24時00分)
東京時間では、前週末に中東情勢が一段と悪化したことを受けて、序盤は原油高・有事の米ドル買いが強まった。先週28日に、イエメンの親イラン派武装組織のフーシ派がイスラエルに対して攻撃を開始。また、米・イスラエルもイランの複数施設へ空爆を仕掛けるなど戦闘が拡大する事態となり、中東全域へ戦禍が広がる懸念まで高まった。これを受けて、週明けのWTI原油(OIL)は一時103ドルまで上昇。原油高に連れて、有事の米ドル買いが加速した。米ドル/円(USDJPY)は取引開始時点で160円台に乗せて始まり、原油高に連れて160.40円付近まで高値を更新。米ドル全面高の動きから、米ドル/円(USDJPY)以外のドルストレートも軒並み米ドル高方向へ推移した。しかし、本邦通貨当局による介入警戒感が意識されたことや日経株価(JP225)が大幅安で寄り付いたことが上値を抑え、米ドル/円(USDJPY)は週明けの東京勢本格参入を待たずに反落。9時前から売りの勢いを強め、15時過ぎには159.60円台まで下げ幅を広げた。金(GOLD)は売りに押されて始まったものの、下げ一服後は大幅反発。朝方の安値4,418ドルから4,535ドルまで堅調に推移した。株式市場では、日経株価(JP225)は前週末比-2.79%と大幅続落。前週末の米株安や中東情勢の悪化を嫌気した売りに押され、寄り付きから売りが先行。一時2,800円超の大幅下落となったが、原油価格に上昇一服感がみられると徐々に下げ幅を縮小した。本日は引き続きイラン情勢を巡るリスク動向に左右される展開となりそうだ。現状は停戦に向けた楽観ムードよりも戦争長期化に対する警戒感が意識されやすい傾向にあるため、関連ヘッドラインに警戒しておきたい。
日本時間21時00分に、ドイツの3月消費者物価指数(CPI)の速報値が発表される。CPIは、ドイツ国内の消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測定した指標。ドイツのインフレ率の動向を把握する上で最も重要な指標であり、欧州中央銀行(ECB)の金融政策の方向性を探るうえで注目される。市場予想は、前月比+1.1%、前年比+2.7%。ともに前月から大幅な伸びが見込まれている。前回2月の時点では、エネルギー価格の下落や対米ドルでのユーロ高が物価の下押し圧力につながった。しかし、中東情勢の緊迫化を背景にインフレ見通しは大きく変化しており、3月は顕著な伸びが見込まれている。想定以上にインフレ圧力が強まっていた場合、ECBの4月会合での利上げ期待が高まり、市場はユーロ買いで反応する可能性があることに注意したい。
日本時間23時30分に、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言が予定されている。中東情勢を受けて年内の利下げ見通しが大きく後退している状況にあるため、今後のインフレ見通しや利下げ見通しについて踏み込んだ発言があるか注目したい。3月17-18日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見では、パウエル議長はインフレ率や労働市場など経済に影響を与える可能性が高いさまざまな問題については明言を避けつつも、強い警戒感を示した。多くのFRB関係者からはインフレ加速に対する懸念の声が挙がっており、戦争が長期化するほど不透明感が強まることが考えられる。本日のパウエル議長の発言で、米国の今後のインフレ率の見通しについて新たな見解が述べられるか確認したい。
本日は月末・四半期末・年度末間近のタイミングとなるため、日本時間24時00分頃はロンドンフィックス(ロンドンフィキシング)に絡んだ値動きに注意したい。ロンドンフィックスとは、ロンドン市場で金融機関の対顧客向け外貨取引の基準レートや金(GOLD)の現物取引レートが決定する時間帯を指す。東京時間の仲値(日本時間9時55分)に相当し、ロンドンフィックス前後では欧州通貨や金(GOLD)など特定銘柄の値動きが活発になりやすい。特に月末は機関投資家のリバランスの影響で大口注文が入りやすく、通常よりも荒い値動きが観測されることが考えられる。金(GOLD)は4,100ドル付近で一旦は下げ止まったものの、原油高や有事の米ドル買いが意識される局面では下押しが強まる可能性があるため、ロンドンフィックス特有の一方的な値動きには警戒しておきたい。
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