BTC急落の余波と欧米の要人発言に注意か

2026.02.23
2026.02.23
本日のポイント
独・IFO景況感指数(日本時間18時00分)
米・要人発言(日本時間22時00分)
米・製造業新規受注(日本時間24時00分)
本日の東京市場は、天皇誕生日の祝日により休場。週明けのマーケットではビットコイン(BTCUSD)が急落した。67,000ドル台半ばから64,000ドル台前半へ強く売られて直近レンジの安値割れ。11時を過ぎると買戻しが入り、65,000ドルを回復したものの、上値の重い流れは継続。イーサリアム(ETHUSD)も同じく急落で前日比5%超のマイナス。アルトコイン・ミームコインも軒並み売りに押される展開となった。米ドル/円(USDJPY)は先週末の終値155.00付近から10pipsほどギャップダウンでドル売りスタート。154.00をわずかに割り込む水準までドル売り・円買いが進行した。最高裁によるトランプ関税の違法判断がドル離れを加速させる方向に作用した模様。欧州通貨(ユーロ、英ポンド)はドルストレートで上昇。イラン情勢の悪化懸念から上昇した金(GOLD)も、ドル安との逆相関でさらに上値を伸ばす動きを見せている。本日は欧米の要人発言に注目。日本時間22時00分にウォラーFRB理事が、全米企業エコノミスト協会(NABE)による第42回NABE経済政策カンファレンスにて講演。同会議では26時30分にラガルドECB総裁も講演を行う。核開発を巡るイランと米国の協議は、26日にスイス・ジュネーブにて次回協議が開催予定。引き続き、ヘッドラインニュースに注意しつつ、マーケットの動きを注意深く見守りたい。
1. 独・IFO景況感指数(日本時間18時00分)
日本時間18時00分に、ドイツの2月IFO景況感指数が発表される。IFO景況感指数は、ドイツ国内の様々な業種を対象に、現況と6ヶ月後の見通しについて調査した指標。現況指数と景気期待指数の他に、両指数から算出される総合指数が発表される。IFO経済研究所が毎月調査しており、同種の指標であるZEW景況感指数とともにドイツの景況感を把握するうえで注目度が高い。市場予想は、現況指数が86.1、景気期待指数が90.5、総合指数が88.4。いずれの指数も前月から改善する見込み。前回1月は、市場予想に反して小幅に低下。現状評価は小幅に上昇したものの、先行き見通しが低下した。今回は前月からの改善が予想されているが、前回同様に予想を下回る結果となった場合、ユーロ売りの材料と判断される可能性があることに注意したい。
2. 米・要人発言(日本時間22時00分)
日本時間22時00分に、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事の講演が予定されている。現状ではFRBの次回の利下げは早くとも6月以降、年内2回とする見方が優勢だが、利下げに前向きなハト派立場と見られるウォラー理事から、今後の利下げ見通しについて新たな見解が示されるのか注目したい。ウォラーFRB理事は2025年末から2026年初頭にかけて、労働市場の軟化とインフレ低下傾向を踏まえ、政策金利を「中立水準」へ向けて着実に引き下げる追加利下げを支持する姿勢を示している。先週末に155円台半ばからドル安・円高に転じた米ドル/円(USDJPY)の動きを慎重に見守りたい。
3. 米・製造業新規受注(日本時間24時00分)
日本時間24時00分に、米国の12月製造業新規受注が発表される。米商務省センサス局が毎月公表する製造業新規受注は、米国の製造業における新規受注額を調査した指標。出荷・在庫・新規受注・受注残高などの複数項目で構成されており、対象月の翌々月上旬の発表となる。今回の市場予想は1.0%。航空機需要の急増により回復した11月(2.7%)から伸びが鈍化する見込み。米経済のおよそ10%を占める製造業の新規受注は設備投資の先行指標としても注目されるため、指標発表後の米株価指数の反応に注目したい。
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