日銀レートチェックの余波に注意

2026.09.21
2026.09.21
本日のポイント
米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言(日本時間19時30分)
欧・ラガルドECB総裁の発言(日本時間24時00分)
加・マックレムBOC総裁の発言(日本時間24時20分)
21日の東京市場は、シルバーウィークの連休中日で株式市場(現物)は休場。為替も薄商いのなか、米ドル/円(USDJPY)は156円57銭から157円11銭の約50pipsの狭い値幅で方向感を欠く動きとなった。早朝は、先週末に報じられた日銀のレートチェックを警戒した円買いで156円台半ばまで下押しした一方、中東情勢の緊迫を背景とする原油高や、割安感からのドル買い戻しで157円台を回復。157円近辺での揉み合いが続いた。日経225先物(JP225)は祝日取引で、6万5,000円近辺の小動きにとどまった。欧州時間・NY時間は、経済指標が日本時間21時30分の米8月シカゴ連銀全米活動指数程度で、要人発言が中心となる。19時30分にグールズビー・シカゴ連銀総裁、24時00分にラガルドECB総裁、24時20分にマックレムBOC総裁の発言が予定されている。FOMCの利上げ直後で追加利上げへの姿勢が注目されるが、ラガルド総裁は決済基盤「Pontes」の行事での登壇のため、金融政策への言及は限られよう。最も警戒すべきは、日本の連休(21日~23日)中の為替介入である。日銀のレートチェック報道で警戒感が強く、円安が進む局面では急落に注意が必要だ。中東情勢の緊迫による原油高、5%近辺の米10年債利回り、22日の日米首脳会談、24日の米中首脳会談へ向けた動きにも注意したい。
1. 米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言(日本時間19時30分)
日本時間19時30分に米国のグールズビー・シカゴ連銀総裁(投票権なし)が発言予定。直近の発言では、高インフレが続くかどうかが最大の変数であるとの見解を示している。今回はOMFIFのロンドン討論会に登壇。FOMCでの利上げ後もインフレ重視の姿勢を維持するとの発言が予想される。9月のFOMCで利上げが実施された直後だけに、追加利上げの必要性や今後の政策判断に関する発言が注目される。
2. 欧・ラガルドECB総裁の発言(日本時間24時00分)
日本時間24時00分に欧州のラガルドECB総裁が発言する。直近の発言では、追加利上げの是非はインフレ見通しと基調的なインフレ、政策の波及を見て判断するとの見解を示した。今回は決済基盤「Pontes」の始動を巡る円卓会議での冒頭発言のため、金融政策への言及は限定的となることが予想される。ECBは9月10日に0.25%の利上げを決めており、次回会合の方向性に触れるかが焦点となる。
3. 加・マックレムBOC総裁の発言(日本時間24時20分)
日本時間24時20分にカナダのマックレムBOC総裁が発言する。直近の発言では、中東紛争によるエネルギー高でインフレの上振れリスクが増しており、必要なら複数回の利上げも辞さないとの見解を示した。今回はハリファックスでの講演で、米国の新関税による景気の不透明感とインフレリスクへの言及が予想される。BOCは9月2日に政策金利を2.25%に据え置いたが、市場は年内の利上げを織り込んでおり、10月28日の次回会合に向けた発言に注目が集まる。講演後の日本時間25時30分頃には記者会見も予定されている。
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