2025.01.13
2025.01.13
スイス・消費者信頼感指数(日本時間17時00分)
米・短期国債入札(3か月物・6か月物)(日本時間25時30分)
米・月次財政収支(日本時間28時00分)
本日は成人の日の祝日により東証は休場。先週末に米・雇用統計の強い数字に反応してマーケットがドル高・株安に傾いた流れを受け、日経平均CFD(JP225)は朝方から売られて38,130円まで低下。米ドル/円(USDJPY)は米・雇用統計後の反転急落でつけた157.20付近まで値を下げた。英国財政の悪化懸念から売りが続く英ポンドは対ドル(GBPUSD)で2023年10月の安値に接近。欧州時間も引き続き下値を探る動きとなるのか、それとも売られ過ぎ感からの買戻しとなるのか、要注意だ。ユーロも対ドルで力なく下落。米国の暖房需要を見込んで値を上げたWTI原油(OIL)は週明けも朝から上昇。78ドル台半ばに迫る強さを見せている。
日本時間17時00分に、12月のスイス・消費者信頼感指数が発表される。今回の予想は-37.8。前回の-38.2から若干の悪化が予想される。スイスの消費者信頼感指数は、スイス経済省経済管理局(SECO)が経済活動について家計の信頼感を測定した指標である。従来は四半期ごとの数値が発表されていたが、2024年3月からは月ごとの数値も公表される形となった。SECO消費者信頼感指数は2022年5月以降、マイナスでの推移が続いている。スイスの政策金利は昨年12月に50bp(0.50%)の大幅利下げが実施され、現在の政策金利は0.50%。今年の会合では25bp(0.25%)の利下げが連続で実施される見込み。対ドルで弱含むスイスフラン(USDCHF)の動きを注視したい。
日本時間25時30分に、3か月物短期米国債と6か月物短期米国債の入札が行われる。前回入札結果は、3か月物が4.205%。6か月物は4.110%。2024年8月頃までは5.0%を超えていた短期国債の利回りは徐々に低下。4.0%近い水準に落ち着いてはいるが、コロナパンデミック以前の水準(0.03%~2.5%)と比較すると、依然、高い水準を保っている。短期国債(償還期限が1年以内の国債)は、額面から利回り相当額を割引いた価格で取引され、満期時に額面金額で償還される。一般的に、短期国債の入札結果が10年債利回りに大きな影響を及ぼすとは想定しづらいが、一時的にマーケットが反応する可能性には留意しておきたい。
日本時間28時00分に、12月の米・月次財政収支が発表される。月次財政収支は、月ごとの連邦政府の収入と支出の差額(収入から支出を引いた額)を測定する指標である。前回は3,668億ドルのマイナス。米国の月次財政収支は毎年5月にプラスに転じるほかは、概ねマイナスの数字が続く。コロナパンデミックの最中には最大8,600億ドル超のマイナスを記録したが、その後もコロナ禍以前と比較してマイナス幅は改善されず、2,000億ドルから数10億ドルの範囲でのマイナス推移を続けている。特に直近1年での赤字幅拡大は顕著。バイデン政権下で悪化した財政収支が今後改善される兆しはみられるのか。直近レンジの下限を下抜けしそうな気配を見せる米株価指数の動きを注意深く見守りたい。
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