2024.12.23
2024.12.23
加・GDP(10月)(日本時間22時30分)
米・消費者信頼感指数(コンファレンスボード)(日本時間24時00分)
米・2年物中期国債入札(日本時間27時00分)
クリスマス週間はじめの東京市場は薄商いの閑散相場、米ドル/円(USDJPY)は、東証取引前の動きを含めてもわずか40pipsの小動きに終始した。ユーロ/米ドル(EURUSD)は約19pips、英ポンド/米ドル(GBPUSD)は約28pipsと、こちらも動意づくことなく推移。日経株価(JP225)は、先週末の米株の上昇を受けて3万9千円台を回復。16時00分発表の英・第3四半期GDP[改定値]をきっかけに欧州時間にトレンドが発生するのか。週明けのマーケットの動きを注意深く見守りたい。
日本時間22時30分にカナダの月次GDP(10月)が発表される。前回結果は、前年同月比が1.6%、前月比は0.1%。カナダの政策金利は現在3.25%。23年7月から今年5月まで5.00%で維持されていたが、6月・7月・9月・10月・12月と5会合連続で利下げを実施。10月と12月は続けて50bp(0.50%)の大幅利下げを行った。トランプ新政権の関税政策の影響が危惧される中、カナダドルは対ドル(USDCAD)での売りが続いていたが、直近では対ドルでやや回復の兆しも見られる。月次GDPの数字が対ドルでの動きを加速させるのか、それとも反転のきっかけとなるのか。カナダドル(USDCAD)の値動きを注視したい。
日本時間24時00分に、12月の米・消費者信頼感指数が発表される。消費者信頼感指数は、米民間調査機関のコンファレンスボードが米国内の5,000世帯を対象に景気や雇用情勢などの調査を行い、指数化した指標。消費者目線での経済状況が反映され、数値が高いほど経済に対して楽観的な見方であることを示す。今回の予想値は113.0と、前回の111.7を上回る見込み。先週金曜日に発表された米・ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値は、12月6日の速報値と同じ74.0となった。依然として強い消費性向が確認されれば、米株式に買戻しの動きが見られる可能性を想定しておきたい。
日本時間27時00分には、米国の2年物中期国債入札(690億ドル)が予定されている。今週は明日24日(火)に5年債(700億ドル)、26日(木)には7年債(440億ドル)、総額1,830億ドルの入札が予定されている。債券価格と金利は逆相関の関係にあることが知られている。米国債入札が好調な結果に終わると、債券価格が上昇して利回りが低下し、さらに米ドル売りに繋がる可能性が高い。米ドル/円(USDJPY)やユーロ/米ドル(EURUSD)などのドルストレート銘柄の値動きに影響を与えるため、国債入札後の金利と為替の動きには注意したい。
最近のレポート 記事一覧
2025.06.17
NEW
米・小売売上高と鉱工業生産に注目
米・小売売上高と鉱工業生産に注目
2025.06.16
NEW
中東情勢と日米首脳会談の行方を注視
中東情勢と日米首脳会談の行方を注視
2025.06.13
NEW
中東情勢緊迫化によるリスク回避に警戒
中東情勢緊迫化によるリスク回避に警戒
2025.06.12
NEW
米・生産者物価指数と30年国債入札に警戒
米・生産者物価指数と30年国債入札に警戒
2025.06.11
NEW
米・消費者物価指数と財政収支に注目
米・消費者物価指数と財政収支に注目
2025.06.10
NEW
米中貿易協議の進展を見据える展開
米中貿易協議の進展を見据える展開
2025.06.09
米中貿易協議を控えたリスクオン継続か
米中貿易協議を控えたリスクオン継続か
2025.06.06
米・雇用統計と景気軟化の可能性に警戒
米・雇用統計と景気軟化の可能性に警戒
2025.06.05
欧・政策金利発表と次回利下げ見通しに注目
欧・政策金利発表と次回利下げ見通しに注目
2025.06.04
米中首脳会談と鉄鋼関税の続報に注目
米中首脳会談と鉄鋼関税の続報に注目