2024.12.20
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2024.12.20
香・消費者物価指数(日本時間17時30分)
米・個人消費支出(PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター)(日本時間22時30分)
米・ミシガン大学消費者信頼感指数[確報値](日本時間24時00分)
昨日の日銀政策金利発表とその後の植田総裁の記者会見で大きく円売り・ドル買いに傾いた米ドル/円(USDJPY)は、東京時間スタートから買われて157.90超へ値を伸ばした。が、東京仲値のタイミングで加藤財務相による口先介入が伝えられると、上昇の勢いは削がれて157円割れまで急落。この後、欧州~NY時間で再びドル買い・円売りの流れがぶり返すのか、あるいは157.00前後で当局の出方を伺う展開か。一昨日の米FOMC後に急落した米株式は、主要3指数ともに時間外で下値を探る動きを見せている。週末手仕舞いの動きを意識しつつ、相場の流れを注視したい。
日本時間17時30分に、11月の香港・消費者物価指数(CPI)が発表される。今回の予想は前年比でプラス1.5%。前回のプラス1.4%からやや強い数字が予想されている。中国当局による経済刺激策が発表される度に香港株(HK50)は急騰するものの、その後まもなく期待が剥落して値を戻す展開が続いている。11月下旬の1,900を割れると下値を拡大させる可能性も想定される。香港特別行政区政府統計処は11月15日、2024年通年の実質GDP成長率見通しを2.5%と発表。トランプ新政権下では米中のデカップリングが一層進む可能性が高い。中国との繋がりを深める香港経済にも強く影響することが予想される。
日本時間の22時30分に、11月の米・個人消費支出(PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター)が発表される。PCEデフレーターは、米国内の個人消費の物価動向を示す指標。PCEデフレーターから変動の激しい食品とエネルギーを除いた数字をPCEコア・デフレーターとし、同時に公表される。同様の指標である消費者物価指数(CPI)よりも調査範囲が広いため、実際の物価動向を反映する指標として注目度が高い。今回の事前予想では、前年比でPCEデフレーターが2.5%、PCEコア・デフレーターが2.9%と、いずれも前回値を上回る見込み。同時に発表される個人所得や個人支出と合わせて米国の景気動向を見定めたい。
日本時間24時00分には、ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が発表される。ミシガン大学消費者信頼感指数は、米国のミシガン大学の調査研究センターが対象者にアンケートを実施し調査した指標。今回は確報値の発表となり、12月6日に発表された速報値と同じ74.0の予想。ミシガン大学消費者信頼感指数は、来週23日にコンファレンスボードが発表する消費者信頼感指数の先行指標としても注目される。予想値に対して結果が上振れもしくは下振れした場合は、米ドル/円(USDJPY)やユーロ/米ドル(EURUSD)などのドルストレート銘柄が大きく動意付く可能性があることに注意したい。
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