米・小売売上高や鉱工業生産に注意

XMTrading(エックスエム)

XMTrading

XM公式アプリ

セーシェル金融庁(SC:FSA)公式認定ブローカー(証券ディーラーライセンス番号SD010)

米・小売売上高や鉱工業生産に注意

米・小売売上高や鉱工業生産に注意

米・小売売上高や鉱工業生産に注意
相場レポート

2024.11.15

NEW

2024.11.15

本日のポイント

  1. 米・小売売上高(日本時間22時30分)

  2. 米・NY連銀製造業景気指数(日本時間22時30分)

  3. 米・鉱工業生産(日本時間23時15分)

東京時間では、米ドル/円(USDJPY)は昨日に引き続き今年7月以来となる高値を更新。仲値にかけてゴトー日に関連する米ドル買いが観測され、午前10時前には一時156.750円付近まで上昇した。仲値後はやや売り優勢となり156.340円付近まで下落。本日はNY時間に米・小売売上高などの重要指標発表を控えていることもあり、全体的に様子見ムードが広がった。ユーロ/米ドル(EURUSD)は、1.05350ドル付近を挟んだ狭いレンジ内で小動き。米ドル/円(USDJPY)と同様に様子見の姿勢が強く、動意に欠ける展開が続いた。株式市場では、日経株価(JP225)は4日ぶりに反発。昨日の米株式市場で主要指数が下落したものの、東京市場では円安を背景に買い先行でスタートし、前日比107.21円で取引を終了した。本日はNY時間に複数の米経済指標が発表されるため、この後の海外市場でも動意に乏しい展開が予想される。週末のポジション手仕舞いの動きとあわせて、急激な値動きに注意しながらトレードチャンスを見極めたい。

1. 米・小売売上高(日本時間22時30分)

日本時間22時30分には、10月の米・小売売上高が発表される。小売売上高は、米国内の様々な規模の小売業やサービス業の売上高を集計した指標。米商務省センサス局が調査し、毎月第2週頃に発表する。個人消費がGDP全体の7割程度を占める米国では、景気動向を探るうえで重要な指標として注目度が高い。今回の事前予想では、前回の0.4%を下回る0.3%となる見込み。また、自動車部門を除いたコア指数では、前回の0.5%から0.3%への減少が予想される。予想を上回れば米ドル買い、下回れば米ドル売りの材料となる可能性があるため、指標発表直後の値動きには注意したい。

XM FX通貨ペアの詳細はこちら

2. 米・NY連銀製造業景気指数(日本時間22時30分)

日本時間の22時30分には、11月の米・NY連銀製造業景気指数が発表される。NY連銀が管轄地区内の約200の製造業を対象に景況感を調査し、指数化した指標。新規受注・販売価格・雇用状況などの各項目ごとに景況感に関するアンケートを行い、毎月15日に発表する。0を基準とし、0を上回れば好況、0を下回れば不況を示す。今回の予想では、前回の-11.9から-0.7まで回復の見込み。本日は日本時間27時15分にウィリアムズNY連銀総裁の発言も予定されているため、指標の結果とあわせて注目したい。

XMのドル円取引の詳細はこちら

3. 米・鉱工業生産(日本時間23時15分)

日本時間の23時15分には、10月の米・鉱工業生産が発表される。鉱工業生産は、製造業や鉱業部門の生産動向を指数化した指標で、景気全般の動向と関連性が高い。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が直接作成・発表する指標であるため、市場の注目が集まりやすい傾向がある。今回の事前予想値は、前回同様に前月比-0.3%となる見込み。同時に発表される米・設備稼働率は設備投資やインフレの先行指標として注目されるため、こちらの結果もあわせて確認したい。

XMのドル円取引の詳細はこちら

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。