2024.11.06
2024.11.06
米・大統領選挙の開票速報
欧・ラガルドECB総裁の発言(日本時間23時00分)
米・週間原油在庫(日本時間24時30分)
東京時間では、米大統領選挙の開票速報を受けて米ドル全面高の展開。前日のNY時間でやや調整売りが入った米ドル/円(USDJPY)は、共和党候補のトランプ氏が優勢とのニュースが伝わると米ドル買いが加速。朝方に付けた安値151.300円台から154.330円台まで急伸した。急速に買いが加熱した影響で午後には一時売られるも、トランプ氏が順調に票数を獲得しているニュースが入ると再び米ドル買いの動きが先行した。米ドル/円(USDJPY)の上昇に反してユーロ/米ドル(EURUSD)は下げ幅拡大。1.07640ドル付近のサポートを下抜け、今年6月以来の安値更新となった。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比1,000円超となる3万9,480円の大幅続伸で取引終了。米国株高や米大統領選挙の開票結果を材料に一時1,100円超まで上昇した。ビットコイン(BTCUSD)もトランプ氏当選への期待買いで急速に上値を伸ばし、一時75,000ドルを突破した。現在の金融市場は、米大統領選挙の動向や明日予定される米FOMC後の政策金利発表など、重要イベントに対する期待感や警戒感が入り混じった状況。予想外の値動きが生じる可能性を想定しながら、慎重にトレードチャンスを見極めたい。
日本時間の昨日夜から投票開始した米大統領選の開票作業が進行している。開票作業がスタートした本日午前から共和党候補のトランプ氏が優勢となっており、選挙人過半数に迫る勢いで票数を伸ばしている。本日15時頃の開票状況では、激戦州7州のうちジョージア州とノースカロライナ州でトランプ氏の勝利が確定と報じられた。しかし、最大の選挙人を有するペンシルベニア州を含む他の激戦州ではいずれも開票作業が進行中のため、ここから民主党候補のハリス氏が巻き返した場合のシナリオも考えておきたい。
日本時間23時00分には、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の発言が予定されている。ラガルド総裁は25日に国際通貨金融委員会(IMFC)の会議に出席し、「インフレについて伝わる情報では、ディスインフレの進展が極めて順調であることが示されている」と発言。また、経済成長の下振れリスクに対する懸念にも言及しており、「労働市場は底堅いものの、経済活動の弱まりから労働需要が冷え込むことが示唆される」とも述べた。ECBは10月の会合で0.25%の連続利下げを決定した。年内残り1回となる12月の会合でも利下げが継続される見方が強まっているが、それを裏付けるようにラガルド総裁から利下げを示唆する内容の発言が出るか注目したい。
日本時間の深夜24時30分に発表される米・週間原油在庫は、米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が米国内で保有する商業用原油量を測定し、毎週水曜日に発表する。原油やガソリンなど種別で測定されており、さらに地域ごとの在庫状況も公表される。原油在庫量は石油製品の価格に影響を与えるため、インフレや経済動向を探るうえで注目される指標の1つ。今回の事前予想では、30万バレルとなる見込み。予想値から乖離した場合は値動きに大きな変動が生じる可能性があるため注意したい。
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