2024.11.07
2024.11.07
英・BOE政策金利(日本時間21時00分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間22時30分)
米・FOMC政策金利(日本時間28時00分)
東京時間では、米ドル/円(USDJPY)は伸び悩む展開。前日の米大統領選開票結果の影響で加速した米ドル買いにやや調整が入り、午前に付けた高値154.700円から一時153.940円台まで下押す場面が見られた。しかし、154円を割り込むとしっかり押し戻される動きがあるため、底堅さは継続している。米ドル/円(USDJPY)の調整に連れて、下値を広げていたユーロ/米ドル(EURUSD)や英ポンド/米ドル(GBPUSD)でも買戻しの動き。今夜予定されている英国と米国の政策金利発表を前に、英ポンド/米ドル(GBPUSD)ではポジション調整と思われる買いも確認された。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比99.26円安の反落で取引終了。昨日の海外市場で急落した金(GOLD)は、先月付けた2,643ドル台の安値をサポートに下げが一服した。本日は、英国と米国の政策金利発表を控え、様子見ムードが広がり動きにくい展開が予想される。米大統領選直後の発表であるだけに、声明文やベイリーBOE総裁とパウエルFRB議長の会見にも一段と注目が集まる。
日本時間の21時00分には、英国のイングランド銀行(BOE)が政策金利を発表する。今回の会合では、政策金利を5.00%から4.75%へ引き下げることが大方の予想であり、8月会合以来の追加利下げとなる見込み。これまでベイリーBOE総裁が利下げに積極的な姿勢を見せてきたものの、英国のリーブス財務相が先日公表した大規模な予算計画や米国のトランプ氏復活に伴う影響で利下げペースに変更が生じる可能性が指摘されている。市場では、段階的な利下げを継続するとの見方から12月会合での据え置きを織り込む動きへと移行しており、声明文やベイリーBOE総裁の会見で今後の利下げ見通しについてどのような言及があるか注目が集まる。
日本時間の22時30分には、米国の新規失業保険申請件数が発表される。毎週木曜日に週次で公表される本指標は、失業者が失業保険給付を初めて申請した件数を米労働省雇用統計局が集計し、調整されたものである。週次の公表のため、速報性が高く、米国の雇用関連指標の中でも重要度が高い雇用統計や失業率の先行指標として注目される。今回は、前回の21.6万件から22.1万件への増加が見込まれる。予想を上回れば米ドル売り、下回れば米ドル買いの材料となる可能性があるため、米ドル/円(USDJPY)やユーロ/米ドル(EURUSD)などのドルストレート銘柄の値動きに注意したい。
日本時間の深夜28時00分には、米連邦公開市場委員会(FOMC)により決定された政策金利が発表される。11月会合では0.25%の追加利下げが大方の見込み。今回の注目ポイントは、声明文の内容と政策金利発表後に行われるパウエルFRB議長の会見での発言だ。市場では、米大統領選で共和党のトランプ氏が当選したことを受けて、FRBの今後の利下げ見通しに強い影響を与える可能性が高いとの懸念が生じている。トランプ氏の選挙公約通りに関税引き上げや減税、移民政策が実施されれば、今後インフレリスクが高まる可能性が考えられる。また、1期目のトランプ政権時代では、トランプ氏はFRBに対して批判的な発言を繰り返してきた。過去には、大統領は金融政策について発言権を持つべきとも述べており、パウエルFRB議長にとって天敵ともなり得るトランプ氏の復活によって今後の利下げサイクルにどのような影響をもたらすのか注視したい。
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