
2026.03.03
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2026.03.03
欧・消費者物価指数【速報値】(日本時間19時00分)
米・要人発言(日本時間23時55分~)
英・ロンドンフィックス(日本時間25時00分)
東京時間では、中東の地政学リスクを意識した有事の米ドル買いと、欧州通貨の地合いの悪さが際立った。為替市場では、米イスラエルのイラン攻撃を受けたリスク回避の米ドル買いが強まっており、主要通貨に対して米ドルが全面高の動き。一方で、ユーロや英ポンドから米ドルへの資金流入が続き、欧州通貨は対米ドルで連日下げ幅を拡大している。ユーロ/米ドル(EURUSD)は前週末に1.1810ドル台で引けたものの、週明けの取引開始時から大幅に下落し、一時1.1672ドルまで安値を更新。本日の東京時間でもさらに下げ幅を広げ、1月20日以来となる約1ヶ月半ぶりの1.1663ドルまで弱含んだ。英ポンド/米ドル(GBPUSD)も下落。前日に昨年12月以来の1.3315ドルを付けたが、さらなる下値トライがみられるか注目したい。米ドル/円(USDJPY)は157円台前半で推移。米ドル買い・円買いが拮抗し方向感は出にくいものの、前日の高値圏を維持して底堅い動きをみせた。金(GOLD)は買い先行でスタートしたものの、午後に入ると急落。5,370ドル台から5,280ドルまで90ドル以上下落し、週明け始値付近で下げ止まった。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比-3.06%と大幅続落。中東情勢悪化への警戒感から、寄り付き後は幅広い銘柄で売りが先行。為替が米ドル高・円安に振れていることや世界的なインフレ懸念への警戒感も意識され、引けまで買い戻されることなく一時1,900円超まで下げ幅を拡大した。本日の海外時間では、引き続き中東情勢を警戒しながら市場のリスク動向を注視する展開が予想される。市場では原油の価格高騰や供給断絶の可能性が強く意識されているため、原油相場が再び上昇するようであればリスク回避の動きが強まる可能性があることを想定しておきたい。
日本時間19時00分に、ユーロ圏の2月消費者物価指数(HICP)の速報値が発表される。HICPは、ユーロ圏の消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測定した指標。ユーロ圏全体のインフレ動向を確認できる重要指標であり、欧州中央銀行(ECB)の金融政策に影響を与えるため、市場注目度が高い。今回の予想は、前年比+1.7%。食料品やエネルギーを除いたコア指数は、前年比+2.2%。ともに前月から横ばいとなる見込み。ユーロ圏のHICPは昨年12月から鈍化傾向にあり、総合指数はECBの目標水準である2.0%を下回る状況が続いている。対米ドルでのユーロ高もインフレ下押し圧力を強める要因として懸念されているため、今後の推移によっては当面の据え置き期待に変化が生じる可能性が考えられる。市場予想を上回る伸びはユーロ買い、一方で市場予想を下回る鈍化はユーロ売りの材料と判断される可能性があるため、指標発表後のユーロの値動きに注目したい。
本日は米連邦準備制度理事会(FRB)関係者の発言が予定されている。日本時間23時55分にウィリアムズNY連銀総裁、日本時間25時45分にカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が発言予定。3月17-18日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて、ブラックアウト期間入り前の最新の見通しを確認しておきたい。市場ではFRBが4月まで金利を据え置くとの見方がほぼ確実視されており、次回の利下げ再開は早ければ6月頃を見込んでいる。先月24日には、バーキン・リッチモンド連銀総裁とコリンズ・ボストン連銀総裁の2名が当面の据え置きを示唆する内容を発言。また、ハト派メンバーのウォラー理事も労働市場の動向次第では据え置きが適切になる可能性について言及している。本日の要人発言でも同様に、据え置きを支持する考えが述べられるのか注目したい。
日本時間25時00分頃は、ロンドンフィックス(ロンドンフィキシング)に関連した値動きに注意したい。ロンドンフィックスとは、東京市場の仲値公示(日本時間9時55分)に相当するタイミングを指し、金融機関の対顧客向け外貨取引の基準レートや金(GOLD)の現物取引レートが決定する時間帯のことである。この時間帯は大口取引が集中しやすく、米ドルや欧州通貨、金(GOLD)などで一方的な値動きが発生するケースが多い。また、月初は特に荒い値動きが発生しやすいため、リスク管理には注意が必要。短期トレード主体の戦略で、効率的に利益を狙いたい。
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