2024.10.28
2024.10.28
欧・ウンシュ ベルギー中銀総裁(日本時間18時00分)
米・2年物/5年物中期米国債入札(日本時間24時30分~)
加・マックレムBOC総裁の発言(日本時間26時30分)
東京時間では、週末の衆議院選挙で自民党・公明党が過半数の議席を確保できなかったことを受け、円安が進行。開幕から、米ドル/円(USDJPY)やクロス円は大きく窓を開けてのスタートとなった。米ドル/円(USDJPY)は底堅く推移し153円台後半を付けたものの、午後には伸び悩む展開。米10年債利回りは堅調に上値を伸ばし、4.280%前後で高止まりしている。株式市場では、日経平均(JP225)は大幅反発。衆議院選挙の影響から売り先行で開幕したものの、先週時点で衆院選への警戒感が織り込み済みだったこともあり、大きく切り返して上げ幅を拡大した。また、国内政治への不安から日銀の早期利上げ期待が後退しており、ドル高・円安・株高の動きが先行した。
日本時間18時00分には、ベルギー中銀総裁のウンシュ氏が講演を行う。ウンシュ氏は欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバーであり、タカ派寄りのスタンスで知られている。先週24日のインタビューでは、12月の会合で政策金利を0.5%引き下げることを検討するのは時期尚早であるとの考えを述べた。欧州では景気後退懸念が高まっており、市場では次回12月会合でECBが0.5%の大幅利下げに踏み切る可能性も囁かれている。先週の発言に続き、本日もウンシュ氏がタカ派のスタンスを崩さない姿勢を見せるのか注目が集まる。
本日のNY時間では、米国債入札が予定されている。日本時間24時30分には2年債入札(690億ドル)、日本時間26時00分には5年債入札(700億ドル)が実施される。明日の7年債入札(440億ドル)と合わせて総額1830億ドルとなる見込み。米国の大幅利下げ期待後退や大統領選への思惑から、米10年債利回りが上昇し米ドルが買われる流れが継続している。米国債入札が低調に終わり国債需要の減少が見られれば、金利高・米ドル高の動きが一段と強まることが想定される。
日本時間の深夜26時30分には、カナダ中央銀行(BOC)のマックレム総裁の発言が予定されている。BOCは今月23日、政策金利を4.25%から3.75%へ引き下げた。4会合連続となる今回の利下げでは0.5%の大幅利下げに踏み切っており、物価圧力の低下とともに利下げペースを加速させている。一部のエコノミストの間では、BOCの経済見通しが楽観的であるとの見方も広がっており、12月の会合でも大幅利下げが必要になる可能性が高いことが示唆されている。
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