2024.10.25
2024.10.25
加・小売売上高(日本時間21時30分)
米・ミシガン大学消費者信頼感指数(日本時間23時00分)
英・ベイリーBOE総裁の発言(日本時間24時20分)
東京時間では、米ドル/円(USDJPY)は上値が重い展開。午前9時台にゴトー日仲値に向けた買いが観測され一時152円台に乗せたものの、その後は失速。152円付近には大きめのオプション(OP)が設定されていることもあり、下押し圧力が強まっていることが窺える。米長期金利低下・米ドル安の動きから、前日のNY市場で上値を伸ばしたユーロ/米ドル(EURUSD)は、方向感なく小幅に推移。わずかに安値を切り下げるも、様子見ムードが広がっている。金(GOLD)は上昇が一服し、上値が限定された動きが継続。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比229円安で反落。衆議院選挙への警戒感が増す中、買いを手控えするムードが広がりつつある。
日本時間21時30分には、カナダの小売売上高が発表される。カナダ国内の小売店の売上を月ごとに測定した指標で、変動の大きい自動車を除いたコア指数と総合指数がそれぞれ公表される。今回の市場予想は、総合指数は0.5%、コア指数は0.3%と、ともに前回値を下回る見込み。カナダ中央銀行(BOC)は、今月23日に0.50%の大幅利下げを決定した。 インフレ率も正常に近づいていることが確認され、今後の会合でも利下げを継続していくことが確実視されている。小売売上高は個人消費を測る重要な指標であるため、カナダの消費動向を探るうえで注目される。
日本時間の23時00分には、米・ミシガン大学消費者信頼感指数が発表される。ミシガン大学が毎月電話調査をもとに測定する指数で、毎月10日頃に速報値、月末に確報値を公表する。今月11日に発表された速報値の結果は68.9と、予想値の70.9を下回った。本日発表される確報値では、速報値の結果から大幅な上方・下方修正がないか注目したい。予想値を上回れば米ドル買い、下回れば米ドル売りの材料となる可能性があることに留意しておきたい。
本日は、英・イングランド銀行(BOE)のベイリー総裁がG30年次国際銀行セミナーへ出席予定。次回11月7日の会合でBOEが追加利下げを実施するとの見方が強まっており、利下げを示唆する発言が出るか注目が集まる。ベイリー総裁が利下げに積極的な姿勢を見せたことで、英ポンドは一時急落。英ポンド/米ドル(GBPUSD)は日足の押し安値を下抜け、下落基調が継続している。為替市場でドル高が先行していることもあり、英国の利下げ期待が高まると英ポンド/米ドル(GBPUSD)はさらに下値を試す動きになりそうだ。
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