2024.10.24
2024.10.24
欧米の製造業PMI・サービス業PMI(日本時間16時15分~)
米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
米・新築住宅販売件数(日本時間23時00分)
東京時間は、全般的に前日相場の巻き戻しといった印象。NY時間に153.20付近まで上昇した米ドル/円(USDJPY)は、財務省関係からの軽い口先介入に反応して152.10近くに押し戻され、対照的に前日のNYで売られた日経平均は東証オープンとともに大幅回復。前日比プラスでの推移となった。同じくNY時間で売られた金(GOLD)は買い戻され、ビットコインも前日始値近くまでリバウンド。G20財務相中銀総裁会議が昨日・今日の2日にわたって開催され、なおかつ日米ともに選挙戦が繰り広げられる中での為替介入は想定しづらい状況。21時45分にはハマック:クリーブランド連銀総裁がクリーブランド連銀・ECB共催会議で開会挨拶の予定。22時00分にはマン英中銀委員が討論会に出席。26時00分にはレーンECBチーフエコノミストが講演。28時45分にはベイリー英中銀総裁が、米商品先物取引委員会(CFTC)にて講演予定である。
本日は欧米各国の製造業PMI・サービス業PMI(速報値)が続く。日本時間16時15分にフランス、16時30分にドイツ、17時00分にユーロ圏、17時30分に英国、22時45分に米国の製造業PMI・サービス業PMIが発表される。PMI(Purchasing Manager's Index:購買担当者景気指数)は、企業の購買担当者へ新規受注、生産、雇用状況などのアンケートを行い、その結果を指数化したもの。50を上回ると景気は上向きで、50を下回ると景気は下向きと判断される。各国の今回の予想値では、いずれも前回値を若干上回り、景況感がやや拡大していると見込まれる。但し、米国のサービス業PMIが前回55.2をわずかに下回る55.0の予想。通貨毎の強弱が微妙に意識されれば神経質な値動きとなる可能性も想定しておきたい。
日本時間の21時30分には、米・新規失業保険申請件数が発表される。毎週木曜日に発表される週次の失業保険申請件数は、雇用に関連する先行指標として注目される。今回の予想は24.2万件と、前回10月17日の結果24.1万件からわずかな増加が見込まれている。前々回10月10日の26.0万件に比べれば減少傾向にあるとはいえ、雇用市場の弱さが意識される数字が出れば利下げ期待の進展へとつながり、ドル買いの勢いにブレーキがかかる可能性がある。米ドル/円(USDJPY)が昨日、153円台まで上昇したことで口先介入への警戒感が漂っている状況だけに、マーケットの反応を注意深く見守りたい。
日本時間23時00分には、9月の米・新築住宅販売件数が発表される。前月に販売された新築住宅戸数を全米及び地域別に調査し、米商務省が公表する指標である。住宅関連指標は景気全般の先行指標として見られており、注目度が高い。また、新築住宅販売件数は同じく重要度の高い中古住宅販売件数よりも1~2ヶ月先行性があるとされている。今回9月の新築住宅販売件数は年率換算件数で72.0万件の予想(前回は71.6万件)。前月比で0.6%のプラス(前回は-4.7%)と予想されている。予想値を越える結果となれば、米経済の底堅さが確認される可能性があることを留意しておきたい。
最近のレポート 記事一覧
2025.01.31
NEW
月末・週末に絡んだフローに注意
月末・週末に絡んだフローに注意
2025.01.30
NEW
欧・ECB政策金利発表とラガルド総裁の会見に注目
欧・ECB政策金利発表とラガルド総裁の会見に注目
2025.01.29
NEW
米・FOMC政策金利発表とパウエルFRB議長の会見に注目
米・FOMC政策金利発表とパウエルFRB議長の会見に注目
2025.01.28
NEW
米・消費者信頼感指数と米ドルの動向を注視
米・消費者信頼感指数と米ドルの動向を注視
2025.01.27
NEW
欧・ラガルドECB総裁の発言に注意
欧・ラガルドECB総裁の発言に注意
2025.01.24
NEW
欧・製造業PMI/サービス業PMIと要人発言に注目
欧・製造業PMI/サービス業PMIと要人発言に注目
2025.01.23
米・トランプ大統領の演説に警戒
米・トランプ大統領の演説に警戒
2025.01.22
欧・ダボス会議での講演に注目
欧・ダボス会議での講演に注目
2025.01.21
加・消費者物価指数と加ドルの動向を注視
加・消費者物価指数と加ドルの動向を注視
2025.01.20
米・大統領就任式を控え様子見ムード
米・大統領就任式を控え様子見ムード