週末の中国関連イベントに要注意

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週末の中国関連イベントに要注意

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相場レポート

2024.10.11

NEW

2024.10.11

本日のポイント

  1. 加・新規雇用者数/失業率(日本時間21時30分)

  2. 米・生産者物価指数(日本時間21時30分)

  3. 米・ミシガン大学消費者信頼感指数[速報値](日本時間23時00分)

東京時間は、方向感なく狭いレンジの動きに終始した。米ドル/円の値幅はわずか約45pips。NY時間では、21時30分にカナダ・失業率と米・生産者物価指数(PPI)が発表される。北米市場での雇用とインフレ率の先行きを占う手がかりとなるのか、注目したい。週末には中国関連の注目イベントが相次ぐ。12日(土)の11時に中国財政省が財政政策の強化策に関する説明会を開催。国慶節明けの8日の会見では新たな支援策がなく、失望売りから中国株が急落。投資家の信頼を回復するために、当局は追加の支援策を発表する可能性がある。13日(日)には、中国の消費者物価指数と生産者物価指数(9月)が発表される。中国経済の減速に歯止めがかかるのか、こちらも注目される。さらに、日米が休場となる14日(月)には、中国の9月貿易統計が発表。11時からは国家市場監督管理総局、国家金融監督管理総局、工業情報化部、司法省が企業支援強化について記者会見を開く。

1. 加・新規雇用者数/失業率(日本時間21時30分)

日本時間21時30分に、カナダの新規雇用者数と失業率が発表される。9月の新規雇用者数は、前回結果2.21万人に対して3.15万人の予想。9月の失業率は、前回結果6.6%から若干低調な6.7%の予想。予想を上回る強い数値が出ればカナダドルの買い材料、予想を下回る弱い数字が出ればカナダドルの売り材料となる。米ドル/カナダドル(USDCAD)は、直近の取引実績によると米ドルの買い(ロングポジション)が大幅に優勢となっている。カナダの政策金利は3会合連続で25bp(0.25%)利下げが行われ、現在は4.25%。次回は10月23日(水)の予定。カナダドル絡みの銘柄、米ドル/カナダドル(USDCAD)、カナダドル/円(CADJPY)でトレードチャンスを探りたい。同時に発表される労働参加率(前回65.1%)と正社員平均時給(前回4.9%)も注目される。

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2. 米・生産者物価指数(日本時間21時30分)

日本時間21時30分に米・生産者物価指数(PPI)が発表される。生産者物価指数は、米国の生産者が販売する商品やサービスの価格を測定する指標である。PPIが上昇すればインフレ傾向、下落すればデフレの傾向と見なされる。今回は、PPIが前月比で0.1%(前回0.2%)、前年同月比で1.6%(前回1.7%)の予想。変動率の高い食品とエネルギーを除いたコアPPIは、前月比0.2%(前回0.3%)、前年同月比で2.7%(前回2.4%)の予想。米国の政策金利は、年内2回の会合でともに25bp(0.25%)ずつの利下げが見込まれているものの、予想を上回る数値が出ればインフレ抑制の鈍化から利下げペースへの影響が懸念される可能性がある。前日に発表された消費者物価指数(CPI)とともに、生産者物価指数(PPI)も連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を推測する材料となるだけに要注意だ。ドルストレートの通貨ペアの動きと共に、米国の株価指数の動向も注視したい。

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3. 米・ミシガン大学消費者信頼感指数[速報値](日本時間23時00分)

日本時間23時00分に米・ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が発表される。ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月300~500人を対象にアンケート調査。1966年を100として指数化した数値が発表される。米国の消費者マインドを表す指標。第2または第3金曜日に速報値が発表され、最終金曜日に確報値が発表される。速報値となる今回は70.5の予想。前回の結果70.1よりも若干改善が見込まれる。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認する上で重要な指標だが、対象人数が少ないので月ごとの振れ幅が大きいのが特徴。予想より強ければ米国経済は好調とみなされ、逆に弱ければ不調とみなされる。予想とのズレがあれば米ドル/円に突発的な値動きが発生する可能性を想定しておきたい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。