2024.10.01
2024.10.01
欧・9月 消費者物価指数(HICP)[速報値](日本時間18時00分)
米・ISM製造業景況指数(日本時間23時00分)
米・JOLTS求人労働異動調査(日本時間23時00分)
東京市場は、前日のNY時間の回復基調を引き継いで堅調に推移。米ドル/円は144円台半ばまで米ドルが買い戻され、日経株価(JP225)は石破ショックの下落分の50%以上を戻した。本日は欧米要人の発言が相次いで予定されている。16時00分にはデギンドスECB副総裁、ナーゲル独連銀総裁、23時00分にピル英中銀チーフエコノミスト、24時10分にはクックFRB理事とボスティック:アトランタ連銀総裁、24時30分にシュナーベルECB理事、翌7時15分にはコリンズ:ボストン連銀総裁とボスティック:アトランタ連銀総裁、バーキン:リッチモンド連銀総裁が討論会に参加。24時15分にはシュレーゲル:スイス中銀新総裁の就任演説が予定されている。
日本時間18時00分に、ユーロ圏の9月の消費者物価指数(HICP)[速報値]が発表される。統一消費者物価指数(HICP = Harmonized Index of Consumer Prices)として表されるユーロ圏の消費者物価指数は、EU加盟国でのマーストリヒト条約統一基準に基づく物価指数。米国や英国、日本におけるCPIと同様のインフレ指標として、欧州中央銀行(ECB)が注視する指標である。前年同月比の数字は、前回の結果2.2%に対して予想は1.9%。エネルギーと食品を除くコア指数の前年同月比は、前回2.8%に対して2.7%と予想されている。予想より高い数字となればインフレ懸念が強まり、予想より低い数字であればインフレ鈍化が確認される。次回のECB政策金利は10月17日(木)の予定。
日本時間23時00分に、米・ISM製造業景況指数が公表される。毎月、第一営業日に発表されるISM製造業景況指数は、全米供給管理協会(Institute for Supply Management)が算出する製造業の景況感を示す指標の一つ。同じく第3営業日に発表されるISM非製造業景況指数と共に、米国の景気先行指標として注目される指標である。50を景気の拡大・後退の分岐点とし、50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示すと判断される。今回の予想は47.7(前回47.2)。今年4月1日の50.3をピークに徐々に低下していたが、前回、やや持ち直したことで米国の景気減速懸念が緩和。今回も予想を上回る強い数字となれば、米国株が買われる展開が期待される。
JOLTS求人労働異動調査は、米労働省が発表する労働需要の動向を示す指標。「雇用動態調査」とも呼ばれる。前回の結果767.3万件に対して、今回は765.5万件と予想されている。2022年5月の1,855.5万件をピークに徐々に低下している。FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利を審議する材料の一つとしてあげる指標。明日の米・ADP雇用統計とともに、金曜日の雇用統計の先行指標として注目される。
最近のレポート 記事一覧
2025.09.11
NEW
米・PPIの下振れでCPIへの警戒感が高まる展開
米・PPIの下振れでCPIへの警戒感が高まる展開
2025.09.10
NEW
米・8月PPIが米ドル安基調に影響を与えるか
米・8月PPIが米ドル安基調に影響を与えるか
2025.09.09
NEW
米・雇用者数年次改定の大幅下方修正に警戒
米・雇用者数年次改定の大幅下方修正に警戒
2025.09.08
NEW
日仏の政局リスクが材料視されるか
日仏の政局リスクが材料視されるか
2025.09.05
NEW
米・雇用統計から利下げ見通しを探る展開
米・雇用統計から利下げ見通しを探る展開
2025.09.04
米・ADP雇用統計とISM非製造業景況指数に警戒
米・ADP雇用統計とISM非製造業景況指数に警戒
2025.09.03
英・財政懸念による英ポンド安が継続か
英・財政懸念による英ポンド安が継続か
2025.09.02
欧・8月CPIと年内利下げ見通しに注目
欧・8月CPIと年内利下げ見通しに注目
2025.09.01
NY勢不在中の米ドル売り相場を注視
NY勢不在中の米ドル売り相場を注視
2025.08.29
米・個人消費支出と月末フローに警戒
米・個人消費支出と月末フローに警戒