2024.09.30
2024.10.30
独・9月 消費者物価指数[速報値](日本時間21時00)
米・シカゴ購買部協会景気指数(日本時間22時45分)
米・パウエルFRB議長の発言(日本時間26時55分)
東京市場は、先週末に自民党総裁選の結果を受けて大きく売られた流れを引き継ぎ、低調に推移。東証オープン前にはやや買戻しの動きが見られたものの、戻りは鈍く、上値の重い展開が予想される。ビットコイン(BTCUSD)は前日比1,750ドル以上のマイナス。東京時間で既に直近20日間の平均値幅(約1,880ドル)に近い値動きを見せている。イーサリアム(ETHUSD)やライトコイン(LTCUSD)も前日比2%近いマイナス。対照的に、リップル(XRPUSD)は前日比5.5%以上の大幅上昇。欧州・NY時間での値動きに注意したい。
日本時間21時00分にドイツの9月 消費者物価指数(CPI)が発表される。前年同月比では前回1.9%に対して予想は1.7%。前月比で前回-0.1%に対して0.0%と予想されている。ドイツの消費者物価指数は2021年半ばから急激に悪化。ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰も加わり、2022年10月〜11月には10.4%に達した。前回、ようやく前年同期比で2.0%を切るレベルまで鈍化したものの、高インフレは依然として続いている。消費者物価指数の低下が予想とブレるようならば、景気後退(リセッション)懸念が進展する可能性も想定しておきたい。ドイツでは、24年と25年の二段階で最低賃金の引き上げが発表されている。ドイツ連邦銀行(中央銀行)の月報では、「賃金圧力が引き続き強いため、コアインフレ率も高水準にとどまる公算が大きい」としている。
日本時間の22時45分に、米・シカゴ購買部協会景気指数(シカゴPMI)が発表される。シカゴ購買部協会景気指数は、シカゴ地区(イリノイ州、アイオワ州、インディアナ州、ミシガン州、ウィスコンシン州)の製造業部門における新規注文、在庫、雇用などについて購買担当者に調査した景気指数である。50を超える測定値ならば、製造業部門の景気拡大を示し、50を割り込むと景気後退を示す。毎月の最終営業日に発表されるシカゴPMIは、毎月第一営業日に発表される米・ISM製造業景況指数の発表する製造業購買担当者景気指数の1営業日前に発表されるため、その有力な先行指標とされている。今回の予想は46.3。前回の結果46.1よりわずかながら改善が見込まれる。予想より高い結果ならば米ドルにとって買い材料、予想より低い結果であれば米ドルにとって売り材料と解釈される。
日本時間26時55分にパウエルFRB議長が全米企業エコノミスト協会(NABE)にて講演を予定。年内2回の会合でも利下げが行われるとの観測もある中で、講演後には質疑応答が行われるだけに、その発言内容が注目される。次回のFOMC政策金利は11月7日の予定。同じ全米企業エコノミスト協会(NABE)では29時10分にグリーン英中銀委員が「世界の金融政策」をテーマにした討論会に参加。英ポンド絡みの銘柄にも突発的な動きが発生する可能性に留意したい。なお、21時50分には前回FOMCで50bp(0.50%)の大幅利下げに反対したボウマンFRB理事が、経済見通しおよび金融政策についての講演予定(質疑応答あり)。22時00分には、ラガルドECB総裁が欧州議会に出席する。
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