2024.09.27
2024.09.27
欧米の要人発言(日本時間17時15分~)
米・個人消費支出(PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター)(日本時間21時30分)
米・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(日本時間23時00分)
東京市場は、15時20分を境に相場の雰囲気が一転。東京時間に期待感から買われていた日本株・米ドル/円が、自民党総裁選の結果判明とともに急落。失望売りと呼ぶにふさわしい展開となった。本日の欧州時間には欧州と米国の要人発言が続く。21時30分には、FRBも物価判断の指標として注目する米・個人消費支出(PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター)の発表。日本市場における不満要素が急拡大したことで、この週末は持ち越しずらい状況となった。週末のポジション整理に注意したい。
欧州時間からNY時間にかけて、欧米の要人発言が多く予定されている。17時15分にはレーンECB専務理事(チーフエコノミスト)が会議「財政政策、金融セクター、経済成長」にて開会の挨拶。同氏はアイルランド中央銀行の元総裁。18時40分からはチポローネECB専務理事がデジタルユーロについて講演。同氏はイタリア銀行(中央銀行)の元副総裁。20時15分からはナーゲル独連銀総裁が同じくデジタルユーロについての講演を行う。22時30分にクーグラーFRB理事とコリンズ:ボストン連銀総裁が中小企業に関する会合に出席(質疑応答の予定はなし)。26時15分にはボウマンFRB理事が会議に出席。質疑応答が予定されているため、発言内容によっては相場に影響を与える可能性を想定しておきたい。
日本時間21時30分に、米国の個人消費支出(PCEデフレーター/コア・デフレーター)が発表される。個人消費の物価動向を示す指標で、米商務省が毎月末に発表。名目PCE(Personal Consumption Expenditure=個人消費支出)を実質PCEで割って算出される。PCEデフレーターから、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものを「PCEコア・デフレーター」と呼び、FRBが最も重視する物価指標の一つ。PCEコア・デフレーターは、前月比で予想0.2%(前回0.2%)、前年同月比の予想は2.7%(前回2.6%)。PCEデフレーターは、前月比の予想は0.2%(前回0.2%)。前年同月比は2.3%と予想されている(前回2.5%)。
日本時間の23時20分には、米・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)が発表される。ミシガン大学消費者信頼感指数は、第2または第3金曜日に速報値が発表され、最終金曜日に確報値が発表される。今回は、9月13日の速報値(69.0)に対する確報値となる。今回の予想は若干強めの69.3。ミシガン大学消費者信頼感指数は、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月300〜500人を対象にアンケート調査を実施。1966年を100として指数化した数値によって米国の消費者マインドが表される。対象人数が少なく、月ごとの振れ幅が大きいのが特徴。予想からブレる数値となれば、米国株と米ドルに値動きが発生する可能性がある。
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