2024.09.24
2024.09.24
欧米の要人発言(日本時間22時00分~)
米・消費者信頼感指数(日本時間23時00分)
米・2年物中期国債入札(日本時間26時00分)
連休明けの東京市場はクロス円が堅調に推移。米ドル/円は143円台前半から144円に上昇。英ポンド/円は前日高値を超え、ユーロ/円も159円台前半から160台に上昇した。政策金利が据え置きとなった豪ドル/円は99円寸前で押し戻される展開。金(GOLD)は、高値更新直後に反転。東京時間の上昇をきれいに打ち消す形となった。欧州・NY時間では要人発言が続く。各国とも利下げ期待からやや過敏な相場が続いていたが、次回のECB政策金利(10月17日)まではやや落ち着いた流れが続くものと思われる。
欧米の要人発言が多く予定されている。22時にボウマンFRB理事が経済見通しおよび金融政策について講演。ボウマンFRB理事は、前回(9月)のFOMCで大幅利下げに反対。インフレ目標は依然未達として、25bp(0.25%)の引き下げを主張した。FRB理事が政策決定に反対したのは2005年以来。講演では質疑応答が予定されている。日本時間25時には、ナーゲル独連銀総裁がドイツ経済について講演。25時55分にはカナダのマックレムBOC総裁の発言。米株市場が引ける29時にはクーグラーFRB理事が経済見通しについて講演。こちらも質疑応答が予定されている。
日本時間23時00分に米・消費者信頼感指数が発表される。消費者信頼感指数は、米国の民間調査機関コンファレンスボード(全米産業審議委員会)による経済指標である。5,000世帯の消費者を対象に、景気や雇用情勢などについて現状と半年後の景況感についてアンケートを実施。1985年を100とした指数が発表される。同様に消費者マインドを測る指標として用いられる「ミシガン大学消費者信頼感指数」よりも調査対象が10倍多く、米国の景況感を測る上でより信頼性が高い指標とされる。予想より高い結果となれば買い材料、予想より低い場合は売り材料。 個人消費がGDPの約7割を占める米国経済だけに、消費動向の先行きを見通す材料として注目したい指標である。
日本時間26時00分に米・2年物中期国債(690億ドル)の入札が行われる。前回8月27日の結果は3.874%。現在は3.75%近辺で推移。5月28日の4.917%をピークに2年物中期国債の金利は低下傾向にある。今週は25日(水)に5年債(700億ドル)、26日(木)に7年債(440億ドル)、総額で1,830億ドルの入札が予定されている。米ドル/円のレートは米10年債金利との相関関係が指摘される。米国債の入札時間に向けて取引される米ドル/円の値動きを注視して、うまくトレードチャンスを捉えたい。
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