2024.09.12
2024.09.17
欧・ECB政策金利(日本時間21時15分)
米・生産者物価指数(日本時間21時30分)
米・NYカット(日本時間23時00分)
東京時間は、前日からの米ドル買い・株高の流れを受けて堅調に推移。米ドル/円では東京仲値に向けて143円寸前まで上昇するも、田村日銀審議委員の「少なくとも1%程度まで利上げ必要」との発言で上昇分をきれいに吐き出す動きとなった。昨日に続き、原油(WTI)に買いの動きが見られる。今夜は、欧・ECB政策金利とその後のラガルドECB総裁の記者会見に注目。米・生産者物価指数(PPI/コアPPI)も見逃せない。
21時15分のECB政策金利は、インフレ率の低下を受けて引き下げ予想が優勢。0.25%の利下げはほぼ確実視されているものの、市場では現状の4.25%から0.60%(60bp)の大幅な引き下げ(3.65%)を予想する向きもある。ECB政策金利は、23年9月以降、前々回の今年6月に利下げが実施されるまで4.50%をキープ。7月は4.25%に据え置かれた。引き下げ幅と共に、今回の利下げが年内最後となるのか、さらにもう一回年内での利下げが実施されるのかも注目だ。21時45分のラガルドECB総裁の記者会見と合わせて、大きく荒れる展開を想定しておきたい。
21時30分に発表される米・生産者物価指数(PPI)は、米国の生産者が販売する商品やサービスの価格を測定する指標である。PPIの上昇はインフレ傾向を示し、下落すればデフレの傾向と見なされる。今回の生産者物価指数(PPI)は、前月比で予想0.2%(前回0.1%)、変動率の高い食品とエネルギーを除いたコアPPIで前月比0.2%(前回0.0%)と予想される。昨日の米・消費者物価指数(CPI/コアCPI)を受けて、18日のFOMCでの利下げは0.25%にとどまる見通しが固まりつつある。とはいえ、CPIと共にPPIもまた連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を推測する材料となるだけに要注意だ。ドルストレートの通貨ペアの動きと共に、米国の株価指数の動向も注視したい。
日本時間23時00分のNYカット(ニューヨークオプションカット)へ向けた米ドル/円の値動きに注意したい。本日、設定されているオプションは、上は144.15円、下は142.00円、141.40円、さらに下には140.00円のオプションが観測されている。設定価格を見ると円高方向に進む可能性が高いが、ECB政策金利や米・PPI以降の動向次第では、サプライズ的な高値を目指す動きで144円台に向かう展開も想定される。欧州からNY時間での値動きを見極めて、確率の高いポイントを捉えたい。
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