2024.09.13
2024.09.17
欧・7月 鉱工業生産(日本時間18時00分)
米・ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(日本時間23時00分)
英・ロンドンフィックス(日本時間24時00分)
前日の欧州・NY市場での米ドル安の流れを引き継ぎ、東京時間の米ドル/円は140.63円まで下落。クロス円は、英ポンドやユーロといった欧州通貨も含めて全面的に円高基調となった。ドルストレートのユーロ/米ドル(EURUSD)、英ポンド/米ドル(GBPUSD)、さらには金(GOLD/USD)はいずれも高値を維持したまま推移。NY時間には週末の手仕舞でポジションをいったん解消する動きが発生する可能性に注意したい。今夜は、米ドル/円で上は142.00、下は140.00にNYカットのオプションが観測されている。週明け月曜日は、敬老の日で東証はお休み。株式相場は休場だが、FX・CFD共に取引は通常通り行われる。
日本時間18時00分に公表される欧州の鉱工業生産は、ユーロ圏の製造業、鉱業部門における生産動向を表す経済指標である。欧州経済圏における鉱工業の景気拡大・縮小の重要な指標であり、足元の経済の現状を敏感に捉えて判断する材料として利用される。前回は前月比で予想0.4%に対して結果は-0.1%。今回は前月比-0.3%と弱い数字が予想される。昨日、ラガルドECB総裁「2%の物価目標を達成するため、政策金利の引き締めを続ける」との発言を受けてユーロが対米ドルで強く買い戻されただけに、ユーロ買いの流れが継続となるのか注視したい。
23時30分にはミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が発表される。ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月300~500人を対象にアンケート調査を実施。第2または第3金曜日に速報値が発表され、最終金曜日に確報値が発表される。1966年を100として指数化した数値で米国の消費者マインドが表される。対象人数が少なく、月ごとの振れ幅が大きいのが特徴。今回の予想は68.0。前回67.9より強い数字が予想されている。景気減速が危惧されつつも、相変わらず強い米株がさらに上値を伸ばすのか、注目される。
週末手仕舞いの動きと共に、ロンドンフィックス(ロンドンフィキシング)に向けた値動きに注意したい。日本時間24時00分(冬時間は25時00分)に、ロンドン市場での金融機関の対顧客向け外貨取引の基準レートを決めるロンドンフィックスでは、値決めを巡って様々な取引が交わされ、値動きが強まる傾向が強い。とりわけ、金(GOLD)の現物取引のレートがロンドンフィックスで決まるため、金(GOLD)を取引するトレーダーには目が離せぬ時間帯だ。昨日、金(GOLD)が上値抵抗線を抜けて高値更新したこともあり、いつにも増して金(GOLD)取引が注目される。GOLDは米ドル建てで取引されるため、米ドルの値動きにも大きく影響する。ボラティリティが高く、FXに近い感覚で取引できる金(GOLD)は、CFD取引に馴染みのないトレーダーにも取引しやすい銘柄だ。通常の100分の1サイズで取引できるXMのマイクロ口座なら、初心者でもリスクを抑えつつ金(GOLD)トレードを始められる。
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