米金利5%台、FOMC前に神経戦

2026.09.15
2026.09.15
本日のポイント
欧・ZEW景況感調査(日本時間18時00分)
米・NY連銀製造業景気指数(日本時間21時30分)
米・20年債入札(日本時間26時00分)
15日の東京時間は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えた様子見ムードのなか、米ドル/円(USDJPY)が主役の展開だった。午前8時過ぎに154円21銭まで軟化した後は切り返し、154円89銭まで上値を伸ばしたが、午後は154円70銭台での小動きに終始した。米長期金利が5%台に乗せるなど高止まりが続き地合いはドル買い優勢だが、今晩のFOMCを見極めたいとの思惑から積極的な上値追いは手控えられた。日経平均は、前日の米ハイテク株安やAI開発ペースダウンを巡る懸念を受けて朝安で始まり、一時300円超下落した。但し、売り一巡後は半導体・電子部品関連への買い戻しやソフトバンクグループの急反発が支えとなり切り返し、前引けにかけて6万4,000円台を回復する場面もあるなど底堅さを示した。欧州・NY時間では、FOMCを前にポジション調整の動きが中心となる。米8月輸入物価指数やNY連銀製造業景気指数などの経済指標のほか、原油相場の変動に伴うインフレ懸念が焦点だ。ブラックアウト期間中のためFRB高官の発言は控えられているが、翌日の政策発表や米8月小売売上高の公表を控え、米長期金利が5%近辺で推移する中、金利動向や欧米株への波及リスクに警戒が必要である。
1. 欧・ZEW景況感調査(日本時間18時00分)
日本時間18時00分に9月のユーロ圏ZEW景況感調査が発表される。前回結果は31.4であった。前回8月分は市場予想25.4を上回る大幅な改善となっており、ユーロ圏の投資家心理は改善傾向が続いている。今後は米欧の金融政策動向や貿易摩擦の行方が焦点となり、予想を上回れば早期の景気回復期待からユーロ買いの材料となる一方、下振れとなれば改善一服として調整が意識されると思われる。
2. 米・NY連銀製造業景気指数(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に9月のNY連銀製造業景気指数が発表される。今回の予想は+14.5、前回結果は+20.6であった。8月は市場予想の+11.0を大きく上回り、2021年12月以来の高水準となり、製造業活動の拡大が加速した。今後は高水準の新規受注や出荷の勢いが続くか、また仕入価格上昇によるインフレ圧力の高まりが注目され、強い結果が続けばFRBの利下げ観測後退からドル買い材料となりやすい。
3. 米・20年債入札(日本時間26時00分)
日本時間26時00分に米20年債入札が実施される。前回8月入札の最高落札利回りは5.204%(発行前取引水準5.199%)、応札倍率は2.53倍であった。前回はテール0.5bpのやや弱い結果となり、海外勢の需要も平均を下回った。今後は財政赤字拡大への懸念や長期金利の高止まりが続く中、需要の強弱が長期金利全体の方向性を左右しやすく、弱い結果となれば長期金利上昇・株安の材料となりやすい。
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