円高・原油高で神経質な展開

2026.09.09
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2026.09.09
本日のポイント
米・MBA住宅ローン申請指数(日本時間20時00分)
独・ナーゲル独連銀総裁の発言(日本時間26時00分)
米・10年債入札(日本時間26時00分)
9日東京時間のドル円は、早朝の153円90銭台から下値を切り下げる展開となり、午前中には153円25銭まで下落した。日銀の追加利上げ観測を背景に円買い圧力が根強く、午後は153円30〜40銭付近で方向感に乏しいもみ合いとなった。米長期金利や原油高もドルの下支え材料となり、戻りは限定的ながら底堅さもみせた。日経平均は、前日の3日ぶり反落・円高一服を受けて切り返し、前場から先物買い主導で上げ幅を拡大、前日比400円超高の6万5,700円台まで上昇するなど堅調に推移した。半導体株の一角には売りが出た一方、商社株や電線株が相場を下支えした。欧州時間からNY時間にかけては、独連銀ナーゲル総裁やECBラガルド総裁の発言に注目したい。10日のECB理事会では0.25%利上げが見込まれる中、発言内容次第でユーロが振れやすい。また米10年債入札の結果は長期金利動向を左右する材料となる。中東情勢悪化に伴う原油高が続いており、インフレ再燃やドル買い要因として意識すべきだ。今後は、10日の米PPI・新規失業保険申請件数とECB理事会、11日のCPIが焦点となる。インフレ指標が上振れれば米金利上昇・ドル高圧力が強まる一方、日銀の利上げ観測が根強く円買いも続きやすいため、ドル円は方向感の乏しいレンジ推移が続く可能性がある。日経平均は半導体・AI関連株の値動きを軸に、米株動向とのリンクを強めた展開が想定される。
1. 米・MBA住宅ローン申請指数(日本時間20時00分)
日本時間20時00分に米・MBA住宅ローン申請指数が発表される。前回結果は前週比+0.8%であった。30年固定金利は6.79%まで上昇し、借り換え指数は前年同期比-19%と低迷が続いている。今後については、長期金利の高止まりが続く限り借り換え需要の本格回復は見込みにくく、購入指数も高金利下で伸び悩む展開が続くと予想される。とはいえ住宅市場の実勢を映す指標として引き続き市場の注目度は高い。
2. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言(日本時間26時00分)
日本時間26時00分にナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。直近の発言では、中東情勢の緊張にもかかわらず世界経済は成長軌道にあるとの見解を示し、コア・サービス価格上昇率の鈍化を歓迎、インフレの二次的波及効果は見られないと述べた。またドイツの2026年成長率は従来予想を上回るとの見方を示す一方、円買い介入で米国が事前協議を行わなかった点を批判した。今回はインフレ沈静化への自信とユーロ圏の結束強化を強調する発言が予想される。
3. 米・10年債入札(日本時間26時00分)
日本時間26時00分に米・10年債入札(390億ドル)が実施される。前回結果は応札倍率2.53倍であった。前々回の2.30倍から需要は持ち直し、評価は前回のD評価からC評価に改善した。今後の見通しとしては、財政赤字拡大懸念やインフレの高止まりを背景に長期金利は高水準で推移しやすく、応札倍率は過去平均の2.5倍前後で一進一退となる可能性が高い。海外勢を中心とした需要動向にも引き続き注目が集まる。
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