日銀利上げでも円安、157円台へ

2026.09.18
2026.09.18
本日のポイント
米・鉱工業生産(日本時間22時15分)
米・ボウマンFRB副議長の発言(日本時間22時30分)
米・景気先行指数(日本時間23時00分)
18日の東京市場は日銀会合が焦点となった。前日のFOMCでウォーシュ新FRB議長の下、米利上げ(政策金利3.75〜4.00%)とタカ派姿勢が示された流れを受け、米ドル/円(USDJPY)は156円台で堅調に推移。正午前に発表された日銀の結果は政策金利を1.25%へ引き上げる内容となり、発表直後は157円台まで円安が進んだ。日経平均株価は、前日比1,000円超の大幅高となり、6万5,000円台まで水準を切り上げた。本日はこの後、米国では大手株価指数の同時清算日となる「クアドラプルウィッチング(米国MSQ)」を迎え、値動きが荒くなりやすい点に注意したい。欧州時間には英国の小売売上高やユーロ圏経常収支、独GfK消費者信頼感指数の発表が控える。NY時間には米鉱工業生産・設備稼働率、米景気先行指数が予定されており、FOMC後の米景気の実態を測る材料として注目される。日銀の利上げにより日米金利差縮小への思惑が強まる一方、FRBが引き締め継続姿勢を崩さない限り金利差自体は大きく、米ドル/円は156〜158円のレンジ推移が当面続くとみられる。植田総裁会見でのタカ派度合いが円買いの持続性を左右する鍵となるか、注目したい。
1. 米・鉱工業生産(日本時間22時15分)
日本時間22時15分に8月の鉱工業生産が発表される。今回の予想は+0.1%、前回結果は+0.2%であった。7月分は市場予想の+0.3%を下回る結果となっており、製造業や公益部門の生産動向が改めて注目される。FRBは9月のFOMCで約3年ぶりとなる利上げに踏み切ったばかりであり、生産活動の底堅さが確認されれば追加引き締め観測を後押しする材料となりやすい。逆に弱い結果が出れば、インフレと景気のバランスを巡る市場の思惑が揺れる展開も想定される。
2. 米・ボウマンFRB副議長の発言(日本時間22時30分)
直近では、労働市場の弱まりに注意を払いつつも、インフレ圧力への警戒を維持する姿勢を示している。今回は、9月FOMCで全会一致の利上げ決定を支持した経緯を踏まえ、インフレ抑制や今後の金融政策についてどのような見解を示すかが注目される。一方、労働市場の動向にも目配りしてきただけに、景気減速リスクへの言及があるかも焦点となりそうだ。
3. 米・景気先行指数(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に8月のコンファレンス・ボード景気先行指数(LEI)が発表される。今回の予想は+0.2%、前回結果は+0.2%であった。7月分は株価上昇や長短金利スプレッドの改善を背景に4か月ぶりの増加となり、6か月間の伸び率も約4年ぶりにプラス転換した。もっとも消費者の景況感の落ち込みが指数の重荷となっており、今後も緩やかな回復基調を維持できるかが引き続き焦点となる。
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