ドル円159円台の攻防続く

2026.08.21
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2026.08.21
本日のポイント
英・製造業PMI【速報値】(日本時間17時30分)
加・小売売上高(日本時間21時30分)
米・製造業PMI【速報値】(日本時間22時45分)
21日の東京時間のドル円は、中東情勢を巡る不透明感やベッセント米財務長官が言及した対イラン制裁強化観測を背景に、早朝158円台後半から159円台前半で取引が始まった。米長期金利の上昇を受けたドル買いが優勢となる一方、8時30分発表の7月全国消費者物価指数はコア指数が市場予想と一致したため反応は限定的であった。午前中は159円07銭から158円87銭のレンジで上下し、正午にかけては159円付近でのもみ合いが続いた。本日はNYカットを含む複数のオプションが159円00銭前後に観測されており、同水準を挟んだ攻防が続いている。日経平均株価は、前日の米国株安と中東情勢への警戒感から売りが先行し、前場には一時956円超下落する場面もあった。その後は値ごろ感からの押し目買いが入り、下げ幅を縮小して6万6,000円台を回復する展開となった。欧州時間には17時発表のユーロ圏8月製造業・サービスPMIが焦点となり、NY時間には22時45分に米8月S&Pグローバル製造業・サービス・総合PMIが控える。いずれも前回は拡大圏を維持しており、AI関連投資の底堅さが続くかが注目される。中東情勢の緊迫化や原油価格の動向、ベッセント財務長官をはじめとする要人発言にも引き続き警戒が必要である。今後はPMI結果次第でドル円が159円台を明確に突破するか反落するかの分岐点となりそうだ。株式市場は来週に控えるジャクソンホール会議を意識し、様子見ムードが強まる可能性がある。
1. 英・製造業PMI【速報値】(日本時間17時30分)
日本時間17時30分に8月の英製造業PMI速報値が発表される。今回の予想は51.8、前回結果は51.9であった。7月は受注の伸びが約4年ぶりの高水準となり底堅さを見せたが、一部は関税回避に伴う前倒し発注の影響とされ、8月はその反動でやや鈍化するとの見方が優勢だ。同日発表の総合PMI予想も52.2から51.5への低下が見込まれており、製造業も同様に成長ペースが一服する可能性がある。今後はイングランド銀行の金融政策判断や、秋の予算編成を巡る不透明感が企業心理に与える影響が焦点となる。
2. 加・小売売上高(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に6月のカナダ小売売上高が発表される。今回の予想は+0.4%、前回結果は+1.0%であった。5月はガソリン価格上昇や自動車販売の回復もあり全9業種で増加したが、統計局の速報値では6月の伸びは鈍化する見通しとなっている。ただし6月は財価格の下落も観測されており、実質ベースでは底堅さが維持されるとの指摘もある。今後は原油価格の再上昇が家計購買力を圧迫するリスクとして注視され、カナダ中銀の利下げ判断にも影響を与える可能性がある。
3. 米・製造業PMI【速報値】(日本時間22時45分)
日本時間22時45分に8月の米製造業PMI速報値が発表される。今回の予想は53.8、前回結果は53.9であった。7月は在庫積み増しの反動で生産の伸びが3月以来の低水準となり、輸出受注も関税や海外需要の弱さから減少が続いた。一方で供給網の混乱が深刻化し、仕入れ価格の上昇圧力も強まっている。8月はこうした供給制約の継続と成長モメンタムの一服が予想され、FOMC議事要旨やジャクソンホール会議を控えるなか、インフレと成長のバランスを見極める材料として注目される。
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