米雇用統計控えドル円足踏み、半導体株安で日経続落

2026.08.07
2026.08.07
本日のポイント
米・雇用統計(日本時間21時30分)
加・雇用統計(日本時間21時30分)
加・Ivey購買部協会指数(日本時間23時00分)
7日の東京時間は、前週末までの円買い介入観測とドル高地合いのせめぎ合いが続く一日となった。ドル円は朝方158円40銭台で始まり、正午には158円台前半で伸び悩んだ。中東情勢を警戒したドル高圧力に加え、英紙報道によるウォーシュFRB議長の早期利上げ観測がドル買いを誘った一方、介入警戒感が上値を抑えている。7月末の日米協調介入で163円台から155円台へ急落した経緯があるだけに、当局者の発言には引き続き神経質な反応が予想される。日経平均は続落し、14時時点で65,319円78銭と前日比363円48銭安となった。半導体関連株への売りが重しとなっており、決算発表が集中する中、個別企業の業績反応が指数を左右する展開である。欧州時間はドイツの6月鉱工業生産・貿易収支が発表される。最大の焦点はNY時間の21時30分に発表される米7月雇用統計であり、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給が9月利上げ観測を左右する重要指標となる。同時刻にはカナダの雇用統計も控える。ベッセント米財務長官や日本の当局者による為替介入への言及、FRB高官・日銀関係者の発言にも要警戒である。
1. 米・雇用統計(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に7月の米雇用統計が発表される。今回の予想は非農業部門雇用者数+8.0万人、失業率4.2%、前回結果は+5.7万人、失業率4.2%であった。6月は大幅な下振れとなったが、7月は健闘や医療・教育分野の底堅い増加を背景に緩やかな持ち直しが見込まれている。もっとも雇用の伸びは総じて鈍化基調にあり、労働市場は「過熱もせず冷え込みもせず」の状態が続くとみられ、9月FOMCでの利下げ判断を左右する重要な材料として市場の注目度は極めて高い。
2. 加・雇用統計(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に7月のカナダ雇用統計が発表される。今回の予想は就業者数変化+0.5万人、失業率6.5%、前回結果は+1.8万人、失業率6.5%であった。前月は緩やかな増加を通じて失業率が6.5%へ低下したが、今回は人口・労働力の伸び鈍化を背景に増加ペースがさらに落ち着くと見込まれている。カナダ銀行(BOC)は直近会合で政策金利を据え置いており、今回の結果が市場予想に近ければ金融政策スタンスに大きな変化を促す材料にはなりにくいとの見方が優勢である。
3. 加・Ivey購買部協会指数(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に7月のカナダIvey購買部協会指数が発表される。今回の予想は55.4、前回結果は56.2であった。前月は雇用や価格指数の低下を背景に3カ月ぶりの低水準となったものの、なお節目の50を上回り拡大基調は維持している。今回も市場予想通りであれば、拡大ペースの緩やかな鈍化が続く形となる。関税を巡る不透明感やコスト圧力が根強い中、カナダ経済は総じて底堅さを保ちつつも力強さを欠く展開が続くとみられ、金融政策の据え置き継続を後押しする材料になり得る。
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