
2026.04.20
2026.04.20
加・消費者物価指数(日本時間21時30分)
英・ロンドンフィックス(日本時間24時00分)
NZ・第1四半期消費者物価指数(日本時間翌7時45分)
東京時間では、週末にイラン情勢が再び悪化したことを受けて、序盤は原油高と有事の米ドル買いが強まった。先週17日時点では、ホムルズ海峡の開放や和平協議への期待感からWTI原油(OIL)は一時79ドル付近まで下落。しかし、週末にホムルズ海峡が再封鎖されたことやイランが第2回和平協議の開催を拒否したことなどが警戒感につながり、週明けは87ドル超の上昇でスタートした。原油高に連れて有事の米ドル買いが加速し、米ドル/円(USDJPY)は朝方に159.20円まで上昇。ユーロ/米ドル(EURUSD)や英ポンド/米ドル(GBPUSD)などのドルストレートは軒並み大幅な米ドル高に振れて取引を開始した。原油高や米ドル高の動きから、金(GOLD)は前週終値を大幅に下回る4,800ドル割れまで下落。東京勢参入後は一時4,814ドルを付けたが、買いの勢いは続かず、再び週明け始値付近の4,790ドル前後でもみ合った。株式市場では、日経株価(JP225)は前週末比+0.60%と反発。前週末に米株が上昇した流れを引き継ぎ、寄り付き後は買いが先行。ただ、イラン情勢の不透明感から上値は重く、買い一巡後は伸び悩んだ。本日は目立った経済イベントが予定されていないため、イラン情勢に相場が左右される状況が予想される。ホムルズ海峡の再封鎖によって原油価格が再び上昇圧力を強めているが、和平協議への進展がみられた場合はリスク警戒感が急速に後退する可能性があることも想定しておきたい。
日本時間21時30分に、カナダの3月消費者物価指数(CPI)が発表される。CPIは、カナダ国内で消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測定した指標。カナダ中央銀行(BOC)の金融政策の判断に用いられる重要指標の1つであり、カナダドルの値動きに影響を与える可能性が高い。市場予想は、前月比+1.1%、前年比+2.6%。前年比は前月の+1.8%を大幅に上回る見込み。前回2月のCPIは、BOCの目標水準2%を下回る水準まで大きく低下。3月は中東情勢の影響を反映し、急速な伸びが予想されている。マックレムBOC総裁は今月17日に短期的なインフレ率の上昇は懸念しないとの考えを述べたが、想定以上に大幅な上昇がみられた場合、BOCの利上げ期待が高まりカナダドル買いに繋がる可能性がある。
日本時間24時00分頃は、ロンドンフィックス(ロンドンフィキシング)に関連した値動きがみられる可能性があることを押さえておきたい。ロンドンフィックスとは、ロンドン市場において金融機関の対顧客向け外貨取引の基準レートが決定する時間帯を指し、東京時間の仲値(日本時間9時55分)に相当する。金(GOLD)の現物取引レートが決定する時間帯でもあるため、ロンドンフィックスにかけて金(GOLD)が一方的な値動きをみせる可能性がある。現状、金(GOLD)は中東の地政学リスクによる原油高や米ドル高の影響で値動きが変動しやすいが、ロンドンフィックス特有の動きがみられた場合は短期トレードで利益を狙いやすいため、この時間帯の値動きに注目したい。
日本時間翌7時45分に、ニュージーランドの2026年第1四半期消費者物価指数(CPI)が発表される。CPIは、ニュージーランド国内の消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測定した指標。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が金融政策を決定するうえで注視する重要指標の1つであるため、市場からの注目度が高い。今回の予想は、前期比+0.8%、前年比+2.9%。前期比は伸びが見込まれるが、前年比は前回の+3.1%を下回る見込み。前回発表された2025年第4四半期CPIは、RBNZの目標レンジ(1-3%)を上回ったことで利上げ期待が上昇。2026年後半に利上げを実施するとの見方が強まったが、現状では中東情勢を受けた物価上昇圧力が意識され、7月にも利上げに踏み切るとの見方も出ている。想定以上のCPIの伸びは利上げ期待をさらに高め、NZドル買いを誘発する可能性がある。一方、想定よりも伸びが見られなかった場合、市場はNZドル売りで反応する可能性が考えられる。
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