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根強い原油高・米ドル高が相場を左右するか

根強い原油高・米ドル高が相場を左右するか

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相場レポート

2026.03.17

NEW

2026.03.17

本日のポイント

  1. 独・ZEW景況感指数(日本時間19時00分)

  2. 米・中古住宅販売保留(日本時間23時00分)

  3. 米・20年国債入札(日本時間26時00分)

東京時間では、オーストラリア準備銀行(RBA)の政策金利発表を受けて、豪ドルが乱高下する動きがみられた。12時30分に発表されたRBAの政策金利は、市場予想通り4.10%への追加利上げが決定。声明文では中東情勢悪化によってインフレリスクが上方向に傾いたことなどが述べられ、指標発表直後は市場が豪ドル買いで反応した。ただ、今回の投票が5対4の僅差で利上げが決定したことが明らかになると、さらなる追加利上げに対する期待感が後退し、一転して豪ドル売りが加速。豪ドル/円(AUDJPY)は発表直後に113円に乗せてすぐに112.30円付近まで下押すなど、値幅を伴う荒い値動きがみられた。米ドル/円(USDJPY)は159円台前半で推移。前日のNY時間に一時158円台まで下げ幅を拡大したが、本日の東京時間では買い戻しが優勢となり、15時頃には159.40円台まで上値を伸ばした。WTI原油(OIL)は、前日の調整売りに対して反発。東京朝方から95ドル台での小幅なもみ合いが続いたが、午後に入ると買いが強まり、98ドルまで急伸する動きがみられた。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比-0.09%と4日続落。原油価格の上昇一服と前日の米株高を好感した買いが先行し、序盤は600円超の上げ幅で反発。ただ、中東情勢への警戒感は払拭されておらず、買い一巡後は伸び悩み、マイナス圏で取引を終えた。本日から米連邦公開市場委員会(FOMC)の1日目がスタートするため、積極的な売買が控えられる可能性がある。原油価格の上昇一服で市場のリスク警戒感がやや緩和されているものの、再び上昇圧力が強まった場合はリスク回避の動きが広がる可能性があることに警戒したい。

1. 独・ZEW景況感指数(日本時間19時00分)

日本時間19時00分に、ドイツの3月ZEW景況感指数が発表される。欧州経済研究センター(ZEW)が毎月発表するZEW景況感指数は、アナリストなど金融関係者を対象に、ドイツの今後6ヶ月の景況感の見通しを調査した指標。ドイツの経済指標のなかでも注目度が高く、類似の指標であるIFO景況感指数よりも発表時期が早いため、景気の先行指標としても注目される。市場予想は+39.0。前月の+58.3を大幅に下回り、2ヶ月連続で低下する見込み。前回2月のZEW景況感指数は、市場予想に反して前月から低下がみられ、ドイツ経済の不安定な状況が示唆された。中東情勢の悪化を背景にユーロ圏の景気後退懸念が強まっているため、今回の結果が想定以上に下振れた場合、ユーロ売りを加速させる可能性がある点には注意したい。

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2. 米・中古住宅販売保留(日本時間23時00分)

日本時間23時00分に、米国の2月中古住宅販売保留指数が発表される。中古住宅販売保留指数は、中古住宅販売成約指数とも呼ばれ、売買契約が完了したものの最終引き渡しが行われていない物件を調査した指標。全米不動産業協会(NAR)が毎月発表しており、市場注目度が高い中古住宅販売件数の先行指標となる。今回の市場予想は前月比-0.6%。3ヶ月連続でマイナス水準が予想される。米国の住宅市場では、住宅価格や住宅ローン金利の高止まりが緩和されつつあるが、1月時点のデータでは消費者の購買意欲の改善が明確には確認できなかった。厳しい寒波を背景とした季節要因による一時的な下振れの可能性もあるが、弱い結果が続くようであれば住宅市場の先行きに懸念が強まることも考えられる。市場予想を上回る結果は米ドル買い、市場予想を下回る結果は米ドル売りの材料と判断される場合があるため、指標発表後の米ドルの値動きに注目したい。

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3. 米・20年国債入札(日本時間26時00分)

日本時間26時00分に、米財務省による20年国債入札(130億ドル)が実施される。長期国債入札は市場からの注目度が高く、入札結果次第では債券や為替が反応する可能性があることに注意したい。米長期金利のベンチマークとなる米10年債利回りは、原油価格に連れて上昇圧力が強まっている。前週13日には一時4.290%を付け、長期金利の上昇に伴い米ドル買いも加速。米ドル/円(USDJPY)は160円が視野に入る水準まで高値を切り上げた。現状は市場のリスク動向で金利が変動しやすいため、国債入札の結果が材料視されにくいことも考えられるが、入札結果が好調な場合は金利低下(債券上昇)に連れた米ドル安、入札結果が低調な場合は金利上昇(債券低下)に連れた米ドル高が観測される可能性があることも想定しておきたい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。

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