米経済指標と米ドル買い・円売りの動向を注視

2026.02.19
2026.02.19
本日のポイント
米・新規失業保険申請件数(日本時間22時30分)
米・フィラデルフィア連銀景況指数(日本時間22時30分)
米・景気先行指数(日本時間24時00分)
東京時間では、オーストラリアの1月雇用統計の堅調な結果を受けて、豪ドル買いが加速した。9時30分に発表された1月雇用統計では、雇用者数が予想をやや下回ったものの、失業率は予想の4.2%を下回る4.1%まで低下。今回の結果からオーストラリア準備銀行(RBA)が5月会合で利上げを実施するとの見方が強まり、市場は豪ドル買いで反応した。朝方に109.00円前後で推移していた豪ドル/円(AUDJPY)は、指標発表後に急伸し、正午過ぎには109.70円目前まで高値を切り上げ。豪ドル/米ドル(AUDUSD)も0.7040ドルから0.7070ドルまで大幅上昇し、買い一服後は戻り売りに押される動きになった。前日から上昇基調が続く米ドル/円(USDJPY)は、本日も流れを引き継ぎ今月10日ぶりとなる155円台を回復。高市首相の発言から財政拡張懸念を意識した円安が加速しており、押し目でしっかり買い支えられる底堅さがみられた。金(GOLD)も買い優勢。4,960ドルを底に、東京時間では前日高値の5,010ドル付近を上抜けて力強く上昇した。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比+0.57%と続伸。米株式市場でハイテク株が買われた流れを背景に、半導体関連銘柄主導で買いが先行。為替市場での円安も好感され、一時は前日比500円超まで上げ幅を拡大した。本日はNY時間以降に米国の経済指標発表が集中しているため、海外時間で相場が動意づく可能性が高い。米ドル高・円安の地合いが続いているため、米ドル/円(USDJPY)の買戻しがこのまま継続するのか注目したい。
1. 米・新規失業保険申請件数(日本時間22時30分)
日本時間22時30分に、米国の新規失業保険申請件数が発表される。労働省雇用統計局が毎週木曜日に発表する新規失業保険申請件数は、米国内で失業者が失業保険を初めて申請した件数を集計した指標。米国の雇用関連指標の先行指標として注目される。市場予想は22.5万件。前週分の22.7万件を小幅に下回る見込み。米国では広範囲に及ぶ暴風雪などの影響で、1月下旬から失業保険申請件数が急増。季節要因による一時的な増加とする見方がある一方で、労働市場が軟調であるとの見解も見受けられる。今後も増加傾向が長期化する場合、2月の雇用統計への警戒感が高まる可能性があるため、週次データの変動を注視したい。
2. 米・フィラデルフィア連銀景況指数(日本時間22時30分)
日本時間22時30分に、2月のフィラデルフィア連銀景況指数が発表される。フィラデルフィア連銀景況指数は、米国のフィラデルフィア連銀の管轄区内の製造業を対象に景況感を調査した指標。結果が指数で示され、指数がプラスの場合は景気拡大、指数がマイナスの場合は景気後退と判断される。市場予想は+7.8。前月の+12.9を下回るものの、2ヶ月連続で景気拡大圏を維持する見込み。先行して発表された同種指標のニューヨーク連銀製造業景気指数は、前月から小幅に低下したものの、市場予想を上回る水準まで改善。設備投資も高水準を記録し、米国の製造業の景況感が改善傾向にあることが示唆された。今回のフィラデルフィア連銀景況指数も同様の強い結果となった場合、景気回復への期待感から米ドル買いが加速する可能性があることに注目したい。
3. 米・景気先行指数(日本時間24時00分)
日本時間24時00分に、米国の景気先行指数が発表される。景気先行指数は、米国の民間調査会社のコンファレンスボードが景気に先行して動くとされる10項目から測定した指標。景気一致指数や景気遅行指数と景気総合指数を構成するが、景気先行指数が最も注目される。今回の市場予想は0.3%。前回11月から横ばいとなる見込み。景気先行指数は米政府機関閉鎖の影響で発表遅延が生じており、先月発表された11月の結果は予想以上に悪化した。今回は同水準が見込まれているが、想定よりも弱い結果となった場合は米ドル売り、反対に強い結果となった場合は米ドル買いの材料と判断される可能性があることに注意したい。
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