3営業日遅れの米・雇用統計に注目か

2026.02.11
2026.02.11
本日のポイント
米・雇用統計(日本時間22時30分)
米・週間原油在庫量(日本時間24時30分)
米・10年国債入札(日本時間27時00分)
東京時間では円買いが進展。建国記念の日の祝日で東京市場が休場となる中、米ドル/円(USDJPY)は朝方の高値154.50から154.00を割り込み、下げ幅を拡大させた。衆院選での高市自民党の歴史的大勝により円安加速と見られていたが、蓋を開けてみれば日米の協調介入がより強く意識される流れとなった。東証休場により時間外での取引となった日経平均(JP225)は、ドル安・円高を横目に見ながらも58,000円台で堅調に推移。日経平均の現物最高値は10日の前場でつけた57,960円。今夜のNY市場でも高値を維持すれば、休日明けの東証ザラ場で初の58,000円台も期待できる。今夜のNY時間には、米政府機関の閉鎖の影響から延期された1月の米・雇用統計が発表される。市場予想は、非農業部門雇用者数変化が7.0万人の増加(前回5.0万人増)、失業率は4.4%(前回4.4%)。雇用の強さが確認されれば利下げ期待の後退から米ドルの買戻し、弱い結果であれば将来の金利低下を織り込んでドル安・円高が加速する可能性が想定される。ビットコイン(BTCUSD)は68,000ドルを割って下方向への傾斜が強まった。6日につけた6万ドルの直近安値を明確に割り込んで走ればボラ拡大の再燃も期待される。日本時間24時15分にはボウマンFRB副議長(投票権あり)が発言予定。27時00分には米10年債入札。翌6時00分にはハマック:クリーブランド連銀総裁(投票権あり)の発言が予定されている。
1. 米・雇用統計(日本時間22時30分)
日本時間22時30分に、1月の米・雇用統計が発表される。市場予想は、非農業部門雇用者数変化が7.0万人の増加(前回5.0万人増)、失業率は4.4%(前回4.4%)、平均時給は前月比で0.3%(前回0.3%)、前年比で3.7%(前回3.8%)の見込み。米国の雇用統計は、市場注目度が高い非農業部門雇用者数や失業率を始めとした複数の指標が同時に公表される。米国の労働市場の動向を探るうえで最も重要視される指標であるため、金融市場全体に与える影響が大きい。FRBは前回1月会合で4会合ぶりに金利据え置きを決定。当面は現状のまま維持される可能性が高いと見られているが、雇用市場の脆弱さが想定以上であれば、今後の政策金利に影響する可能性も考えられる。指標発表直後のマーケットの反応を注意深く見守りたい。
2. 米・週間原油在庫量(日本時間24時30分)
日本時間24時30分に米国の週間原油在庫量(1月31日-2月6日)が発表される。前回の原油在庫量は前週比で345.51万バレルの減少。ガソリン在庫量は前回、前週比68.5万バレルの増加。留出油在庫量は前回、前週比555.3万バレルの減少となった。週間原油在庫量は、米国のエネルギー省エネルギー情報局(EIA、US Energy Information Administration)が発表する指標で、米国の企業が在庫として保有する商業用原油量を週間で測定した数値である。原油在庫量が増加する場合は需要の低迷を意味し、原油価格には売り材料となる。在庫量が減少した場合は需要の増加を意味し、原油価格の買い材料とされる。原油価格は米国とイランの核協議難航を材料に上昇傾向にある。直近高値の1バレル66.5ドルを試しに行く展開か。WTI原油(OIL)の動きを注意してトレードチャンスを探りたい。
3. 米・中期国債入札(日本時間27時00分)
日本時間27時00分に米・10年物中期国債(420億ドル)の入札が行われる。前回の利回りは4.173%。債券価格と金利は逆相関の関係にあることが知られている。国債入札が好調な結果に終わると、債券価格が上昇して利回りが低下。米ドルが売られ、金利と逆相関にあるゴールド(GOLD)に買いが入る可能性が高い。逆に米国債の入札が不調に終わると、債券価格が下落して利回りが上昇。米ドルが買われ、ゴールドに売りが出る。1月30日に記録的な急落を記録したゴールドは、年初の安値を下抜けることなくリバウンド。目先の安値4,400ドルを底に5,000ドルを回復する荒い動きを続けている。直近20日間の平均値幅も200ドルを超え、当面は高いボラティリティが期待される。米国債入札前後の金(GOLD)の値動きを注視してエントリーチャンスを探りたい。
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