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衆院選を控えた円相場の動向を注視

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相場レポート

2026.02.06

NEW

2026.02.06

本日のポイント

  1. 英・要人発言(日本時間21時15分)

  2. 加・雇用統計(日本時間22時30分)

  3. 米・ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】(日本時間24時00分)

東京時間では、貴金属銘柄の急落や株安を受けて、序盤はリスク回避の円買いが先行した。金(GOLD)や銀(SILVER)はともに、前日のNY時間後半から売りの勢いを強め、本日朝方にかけて大幅に下落。金(GOLD)は一時4,650ドル台まで下げ幅を広げ、4日ぶりの安値更新となった。また、時間外の米株先物や日経株価(JP225)が下げたことも重しとなり、為替市場では東京勢本格参入に連れてリスク回避の円買いが加速。米ドル/円(USDJPY)は157.00円から156.50円台まで下押し、クロス円も揃って下落した。円買いとともに、リスクに敏感なオセアニア通貨は売りが拡大し、主要国通貨に対して全面安。ただ、11時を過ぎたころにはリスク回避の動きは一服し、午後にかけては米ドル売り・円売りの地合いとなった。ビットコイン(BTCUSD)も朝方に急落し、9時頃には6万ドル付近まで下げ幅を拡大。5万ドル台までは割り込まず、リスク回避の一服と同時に買い戻された。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比+0.81%と反発。貴金属や暗号資産の急落、前日の米株安などを背景にリスク回避の動きが広がり、寄り付きから売りが先行。一時800円超の下げ幅となったが、売り一巡後は買戻しが入り、プラス圏まで持ち直した。本日は目立った経済イベントが予定されていないが、8日に投開票が行われる衆院選を見据えた様子見ムードには注意が必要。足元では米ドル買い・円売りの地合いが続いているものの、貴金属や暗号資産の急落を受けたリスク回避の円買いも混在するため、市場のリスク動向は注視しておきたい。

1. 英・要人発言(日本時間21時15分)

日本時間21時15分に、イングランド銀行(BOE)英中銀金融政策委員会(MPC)のチーフエコノミストのピル委員が金融政策に関して発言する。BOEの昨日の会合では5対4の僅差で据え置きを決定したが、次回3月会合での利下げの可能性について見極めたい。2月会合は、市場予想通り政策金利を3.75%で据え置くことが決定。このところ会合ごとに投票結果が僅差で決定する状況が続いており、MPC内では見解に分裂が生じている。今回据え置きを支持したベイリー総裁は、次回の見通しについて「市場が予想する利下げ確率が50対50であることは悪くない」との考えを述べており、3月会合までにインフレや雇用のデータを見極めていくことになりそうだ。本日発言予定のピル委員はタカ派メンバーになるため、利下げ再開時期についてどのような見解を示すのか注目したい。

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2. 加・雇用統計(日本時間22時30分)

日本時間22時30分に、カナダの1月雇用統計が発表される。雇用統計は、雇用者数の増減や失業率など、カナダ国内の労働者の雇用状況を調査した指標。雇用関連指標のなかで最も重要視され、カナダ中央銀行(BOC)の金融政策判断に活用されることから市場注目度が高い。今回の市場予想は、雇用者数が+0.70万人、失業率が6.8%。いずれも前月とほぼ同水準となる見込み。前回12月の雇用統計は、失業率が予想以上に悪化。新規雇用者の増加を背景に、11月には失業率が6.5%まで改善したものの、12月は再び6.8%まで上昇した。BOCは1月会合で政策金利を据え置いて様子見姿勢を維持したが、次回の利下げ時期は依然として不透明。今回の雇用統計次第では3月会合での見通しが変わってくる可能性があるため、予想値と結果に乖離があるか注目したい。

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3. 米・ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】(日本時間24時00分)

日本時間24時00分に、2月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が発表される。ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月発表するミシガン大学消費者信頼感指数は、米国内の消費者を対象に景況感のアンケート調査を実施した指標。同種の指標である米コンファレンスボードの消費者信頼感指数よりも発表時期が早いため、景気の先行指標として注目される。市場予想は55.0。1月の確報値56.4から小幅に低下する見込み。ミシガン大学消費者信頼感指数は、昨年10月頃から改善傾向が継続。物価や雇用に対する懸念は根強いものの、消費者マインドが徐々に改善しつつあることが示されている。市場予想よりも強い結果は米ドル買い、市場予想よりも弱い結果は米ドル売りの材料と判断されるため、指標発表後の米ドルの動向に注目したい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。

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