米・雇用統計とトランプ関税巡る最高裁判決に注目

2026.01.09
2026.01.09
本日のポイント
加・雇用統計(日本時間22時30分)
米・雇用統計(日本時間22時30分)
米・ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】(日本時間24時00分)
東京時間では、今夜発表される米雇用統計をにらみ、米ドル買い・円売りが強まった。12月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数と失業率がともに前月から改善することが予想されており、一部では強い結果を期待する動きがみられている。米ドル/円(USDJPY)は、本日が実質ゴトー日にあたるため、本邦勢参入後に米ドル買い・円売りの動きが加速。仲値にかけては前日高値の157.00円付近まで堅調に買われ、仲値通過後も失速することなく157.40円台まで上値を伸ばした。円全面安の展開から、クロス円も軒並み上昇。円以外の主要国通貨は売買が拮抗したため、ドルストレートは動意が薄い動きが続いた。金(GOLD)は方向感のない横ばい。朝方に一時4,483ドルまで上昇した後は上値の重さが目立ち、4,400ドル台後半で上下する動きとなった。。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比+1.61%と反発。前日に大幅下落した反動から、幅広い銘柄に買いが広がり上昇スタート。真新しい材料は特段みられなかったものの、引けまで底堅い動きが続いた。本日は22時30分に発表される米雇用統計待ちで、この後の欧州時間でも様子見ムードが強まりそうだ。また、トランプ政権の関税を巡る米最高裁の判決が現地時間9日に発表される見込みであることから、結果次第では週明けの相場が大きく動意づく可能性があることに警戒しておきたい。
1. 加・雇用統計(日本時間22時30分)
日本時間22時30分に、カナダの12月雇用統計が発表される。雇用統計は、カナダ国内の労働者の雇用状況を調査した統計のことを指す。雇用者数と失業率がそれぞれ発表され、カナダの労働市場の動向を把握するうえで最も重要な指標として注目される。市場予想は、雇用者数が+7.0万人、失業率が4.5%。いずれも前月から改善する見込み。前回11月は、失業率が市場予想の7.0%を大幅に下回る6.5%まで低下。雇用者数も前月比マイナスの予想に反して6.4万人の増加となり、想定外の改善がみられた。今回も市場予想通り前月を上回る好結果となった場合、カナダ中央銀行(BOC)の利下げサイクル終了の見通しを後押しする結果と受け止められ、カナダドル買いが強まる可能性があることに注目したい。
2. 米・雇用統計(日本時間22時30分)
日本時間22時30分に、米国の12月雇用統計が発表される。米政府機関閉鎖の影響で十分なデータが得られない状況が続いていたが、今回の発表から正常に戻る見込み。米労働省労働統計局(BLS)が毎月発表する雇用統計は、米国内の雇用情勢を調査した統計。特に注目度が高い非農業部門雇用者数と失業率に加え、平均時給や労働参加率など複数の雇用関連指標が同時に発表される。市場予想は、非農業部門雇用者数が+7.0万人、失業率が4.5%。非農業部門雇用者数は増加、失業率は低下し、前月から改善することが予想されている。今回の雇用統計は強い結果になるという見方から一部で期待感が高まっているが、先行して発表された12月ADP雇用統計や11月JOLTS求人件数がともに予想を下回る結果になっているため、下振れリスクには警戒が必要。市場予想よりも強い結果は米ドル買い、市場予想よりも弱い結果は米ドル売りの材料と判断されるため、指標発表後の米ドルの動向に注意したい。
3. 米・ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】(日本時間24時00分)
日本時間24時00分に、1月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が発表される。ミシガン大学消費者信頼感指数は、米国内の消費者を対象に景況感を調査し、結果を指数化した指標。ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月10日前後に速報値を発表しており、米コンファレンスボードが発表する消費者信頼感指数の先行指標として注目される。市場予想は53.5。前月改定値の52.9を上回り、2ヵ月連続で改善する見込み。前回12月は、11月の悪化から持ち直したものの、依然として雇用や物価に対する消費者の懸念が続いていることが示された。昨年7月をピークに弱い結果が続いているため、今回は市場予想通りの改善となるか注目したい。
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