米・大統領就任式を控え様子見ムード

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米・大統領就任式を控え様子見ムード

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相場レポート

2025.01.20

NEW

2025.01.20

本日のポイント

  1. 欧・要人発言(日本時間23時00分~)

  2. 米・NYオプションカット(日本時間24時00分)

  3. 米・大統領就任式(日本時間25時30分)

東京時間では、米ドルが弱含む展開。米ドル/円(USDJPY)は早朝に一時156.500円台を付けるものの、その後は売りが加速し155.730円台まで下落した。一方でユーロ/米ドル(EURUSD)や英ポンド/米ドル(GBPUSD)などのドルストレートは堅調に推移。クロス円は、米ドル/円(USDJPY)の売りとドルストレートの買いが拮抗し方向感の乏しい動きが続いた。金(GOLD)は買いが先行。午前の安値2,689ドル付近から切り返し、2,708ドル台まで上値を伸ばした。先週末に急落したビットコイン(BTCUSD)は底堅い展開。一時99,500ドル付近まで下押したものの、その後は上昇に転じ再び10万ドル台を回復した。株式市場では、日経株価(JP225)は前週末比1.17%で反発。先週末の米株式市場で主要3指数が揃って上昇したことを受け、東京市場でも開幕から買いが優勢。押し目ではしっかり買われる底堅さが確認され、後場でも大きく失速することなく大引けを迎えた。本日は米国が祝日のため休場となり、目立った経済指標発表も予定されていない。市場では日本時間25時00分から予定されている米大統領就任式に注目が集まっており、この後の海外市場では様子見の動きが広がりそうだ。トランプ新政権がどのような政策を打ち出すのか注目しておきたい。

1. 欧・要人発言(日本時間23時00分~)

欧州時間午後には、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの講演が予定されている。日本時間23時00分にクロアチア中銀のブイチッチ総裁、日本時間23時30分にはオーストリア中銀のホルツマン総裁がそれぞれ発言予定。両者ともタカ派寄りのメンバーであり、過度な利下げに否定的な見解を示すことが予想される。欧州では景況感の悪化から追加利下げの可能性が高まっている。昨年から政局リスクや地政学リスクによるユーロ売りが加速し、現状ではユーロにとって売り要因が目立つ状況。今月30日に予定される次回政策金利発表に向けて、ECB関係者の発言から今後の利下げ見通しについて探りたい。

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2. 米・NYオプションカット(日本時間24時00分)

日本時間24時00分前後は、NYオプションカットに向けた値動きに注意したい。NYオプションカットとは、ニューヨーク市場での通貨オプション権利行使の期限時刻(カットオフタイム)のことを指す。時間は日本時間24時00分(夏時間は日本時間23時00分)となる。NYオプションカットの時間帯には様々な思惑から相場の値動きが激しくなる傾向があるため、短期売買でのトレードチャンスを見極めたい。米ドル/円(USDJPY)は156.00円と156.05円に21日のオプションが観測されており、この価格帯を挟んだレンジが形成されている。抵抗帯として上値もしくは下値を抑える要因となる可能性があることに注意したい。ユーロ/米ドル(EURUSD)では、1.0270・1.0295・1.0300ドルに大きめのオプションが観測されているため、同様に抵抗帯として意識される可能性があることを想定しておきたい。

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3. 米・大統領就任式(日本時間25時30分)

日本時間25時30分に、米国の首都ワシントンでトランプ次期大統領の就任式が予定されている。日本を含む世界各国の要人が多数出席予定。トランプ次期大統領は19日に開かれた集会での演説で、就任初日となる20日に移民制限を導入すると発言。「明日の日が暮れる頃には我が国への侵略が止まっている」と述べ、大規模な移民政策を打ち出すことを予告した。また、就任後すぐにバイデン政権での大統領発令を全て撤回する意向も述べ、一部では就任初日に200以上の大統領発令を発動するとの情報も伝えられている。日本時間26時00分から予定されるトランプ次期大統領の就任演説では、関税引き上げや仮想通貨規制緩和などの政策についても述べられるか注目したい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。