英・要人発言と英ポンドの動向に注目

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英・要人発言と英ポンドの動向に注目

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相場レポート

2025.01.09

NEW

2025.01.09

本日のポイント

  1. 欧・小売売上高(日本時間19時00分)

  2. 米・要人発言(日本時間23時00分~)

  3. 英・要人発言(日本時間25時00分)

東京時間では、米ドル/円(USDJPY)は上値の重い展開となった。仲値にかけて一時買いが強まったものの、仲値通過後は売りが加速。158円を割り込み、一時157.700円台まで下押した。午後に入ると円買いが加速したことでクロス円も下落。英ポンド/円(GBPJPY)や豪ドル/円(AUDJPY)での下げ幅拡大が目立った。ユーロ/米ドル(EURUSD)はじり安。売り圧力が強まっている英ポンド/米ドル(GBPUSD)は下落基調が継続し、昨年4月以来となる1.23000ドル付近まで下げ幅を拡大した。国内債券市場では、約13年半ぶりの高水準となっている新発10年物国債の利回りが注目されている。米国の金利上昇やトランプ新政権が掲げる政策に対する思惑から上昇圧力がかかっており、本日も1.180%台の高水準を維持して推移した。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比-0.94%で続落。昨日の米株式市場で米長期金利の上昇を警戒したハイテク株の売りが加速したことで、東京市場でも半導体関連銘柄の売りが目立った。取引開始から売り優勢となり、その後も流れが継続したまま大引けを迎えた。本日は、米国の金融市場が休場・短縮取引となるため、NY時間では流動性の低下が予想される。また、明日は米・雇用統計の発表が予定されているため、ポジション調整の動きや様子見ムードが広がる可能性が高い。各国の要人発言も多く予定されているため、突発的な値動きに注意したい。

1. 欧・小売売上高(日本時間19時00分)

日本時間19時00分に、11月の欧・小売売上高が発表される。小売売上高は、ユーロ圏の小売業の売上高を算出し、指数化した指標。欧州統計局が調査・公表する。ユーロ圏最大の経済規模を誇るドイツと次いで2位のフランスが小売売上高全体の半数近くを占めるため、ドイツとフランスの経済情勢が与える影響が大きい。市場予想では、前月比で0.4%、前年比で1.7%が見込まれている。結果の上振れはユーロ買い、下振れはユーロ売りの材料と判断されるため、現状の相場では特に下振れリスクに警戒しておきたい。

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2. 米・要人発言(日本時間23時00分~)

本日は米国の要人発言が複数予定されている。NY時間午前となる日本時間23時00分にフィラデルフィア連銀のハーカー総裁、日本時間23時05分にボストン連銀のコリンズ総裁がともに米国経済に関する講演に出席。また、NY時間午後となる日本時間26時45分にリッチモンド連銀のバーキン総裁、日本時間27時30分にカンザスシティ連銀のシュミッド総裁、日本時間27時35分にボウマンFRB理事の発言が予定される。年末年始の休暇が明け、FRB高官らの講演も徐々に再開されている。再来週以降はFOMCを控えたブラックアウト期間入りとなるため、FRB関係者らの発言から最新の米国経済の見通しについて探りたい。

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3. 英・要人発言(日本時間25時00分)

日本時間25時00分には、イングランド銀行(BOE)のブリーデン副総裁の講演が予定されている。BOEは12月の会合で利下げを見送り、政策金利を4.75%に据え置いた。しかし、インフレ下振れなどを懸念するメンバーは利下げを支持しており、6対3での可決となっている。英国では、経済成長の低迷や労働市場の悪化などから景気後退への懸念が強まっている状況。また、昨年10月に英政府が発表した新たな予算案を巡り、英長期債の地合いの弱さが続いている。昨日のロンドン市場では英債券売りが加速したことで英ポンドが大幅に下落する展開となった。本日もBOE関係者から英ポンドに対するネガティブな言及があれば、さらに売り圧力が強まる可能性があることに警戒しておきたい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。