2025.01.08
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2025.01.08
米・ADP雇用統計(日本時間22時15分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間22時30分)
米・FOMC議事録公表(日本時間28時00分)
東京時間では、米ドル/円(USDJPY)は底堅さが継続した。朝方に売りが強まる場面が見られたが、仲値にかけて買いが先行。その後は再び売りに押されて158円を割り込む水準まで下押すも、下値を支える動きが強く、158.250円台まで買い戻された。ユーロ/円(EURJPY)と英ポンド/円(GBPJPY)は小動きにとどまったが、底堅さが継続してじり高。豪・消費者物価指数(CPI)の発表後に売りが加速した豪ドル/円(AUDJPY)は、朝方の高値98.660円台から98.150円台まで値を下げたものの、すぐに下げ幅分を解消する勢いで買い戻された。金(GOLD)は方向感の乏しい動きでわずかに高値を切り上げる展開。昨日の海外市場で急落したビットコイン(BTCUSD)は東京時間でも下落基調が続き、9万5,000ドル台まで値を下げた。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比-0.26%で反落。昨日の米株式市場で主要3指数が揃って下落したことを受けて、序盤からリスク回避の売りが先行。昨日の上昇分の利益確定売りも観測され、4万円台を維持できずに大引けを迎えた。本日はNY時間に米国の重要指標発表が多く予定されている。特にADP雇用統計や新規失業保険申請件数などの雇用関連指標に注目が集まっているため、指標発表後にはドルストレート銘柄の値動きが活発になることが予想される。
日本時間22時15分に、12月の米・ADP雇用統計が発表される。ADP雇用統計は、米国のADP社が民間の非農業部門雇用者数の変化を算出した指標。米労働省労働統計局(BLS)が発表する雇用統計の2日前に発表されるため、その先行指標として注目度が高い。今回の市場予想は、前回の14.6万人を下回る14.0万人となる見込み。昨日発表された米・JOLTS求人件数が予想を上回る好結果となったことで、10日(金)に発表される雇用統計への期待が高まっている。本日発表されるADP雇用統計が予想を上回る強い結果となれば、米ドル買いが加速する可能性が高いことを想定しておきたい。
日本時間22時30分には、米国の新規失業保険申請件数が発表される。新規失業保険申請件数は、米国で失業者がはじめて失業保険を申請した件数を算出した指標。米労働省雇用統計局が毎週集計し、週次の結果を公表する。今回の市場予想は、前回の21.1万件を上回る21.8万件となる見込み。今週は10日(金)に米・雇用統計の発表を控えているだけに、先行性の高い雇用関連指標に注目が集まっている。本日は米・ADP雇用統計の発表も予定されており、2つの指標から雇用の強さが示されれば米ドル買い・円売りの流れが強まる可能性が高い。
日本時間28時00分には、12月17日~18日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表される。12月会合では、市場予想通り政策金利を0.25%引き下げ、3会合連続での利下げが実施された。声明文では経済と雇用の強さについて言及され、パウエルFRB議長の会見で今後の利下げペースが鈍化していく可能性が示唆された。これを受け、米国の2025年の利下げ回数の見込みは従来の予想から減少しており、利下げ慎重姿勢が強まったと判断できる。今回発表される議事録では、前回の声明文の内容から大きく修正がないか注目したい。米国の次回FOMCは1月28日~29日に予定されている。
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