米・ISM非製造業景況指数とJOLTS求人件数に注目

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米・ISM非製造業景況指数とJOLTS求人件数に注目

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米・ISM非製造業景況指数とJOLTS求人件数に注目
相場レポート

2025.01.07

NEW

2025.01.07

本日のポイント

  1. 欧・消費者物価指数(日本時間19時00分)

  2. 米・ISM非製造業景況指数(日本時間24時00分)

  3. 米・JOLTS求人件数(日本時間24時00分)

東京時間では、円全面安の展開。昨日の海外市場で米ドル/円(USDJPY)はトランプ氏の関税政策に関する報道で一時神経質な動きを見せたが、東京時間に入ると米ドル買い・円売りの流れで上昇。午前に158.400円台まで値を上げ、昨年7月17日以来の高値更新となった。しかし、上昇一服後は上値が重く、米長期金利の低下が重しとなり157.770円台まで下押し。クロス円も米ドル/円(USDJPY)に連れて上昇幅を拡大したが、その後は上値の重さが目立った。ユーロ/米ドル(EURUSD)と英ポンド/米ドル(GBPUSD)は堅調に推移。東京時間序盤から継続的に買われ、米ドルが弱含んだことが支えとなり上値を伸ばした。金(GOLD)は買い優勢で、2,646ドル台に乗せる動き。昨日の海外市場で大きく上昇したビットコイン(BTCUSD)はやや上値が重く、10.2万ドルを割り込む水準で小幅に推移した。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比1.97%で反発。寄り付きから買いが先行し、4万円台を回復。後場でも底堅さが継続したまま取引を終えた。本日の海外市場では、欧米各国の重要指標発表が多く控えている。指標発表に加え、突発的なヘッドラインが飛び込んでくると相場の乱高下が生じる可能性が高まることに警戒しておきたい。

1. 欧・消費者物価指数(日本時間19時00分)

日本時間19時00分に、ユーロ圏の12月消費者物価指数(HICP)が発表される。HICPは、ユーロ圏で消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測定し、指数化した指標。ユーロ圏におけるインフレ傾向を測る上で重要視されており、欧州中央銀行(ECB)が政策金利を決定する上で注視している重要指標である。今回は速報値の発表となり、前年比で前回値の2.2%を上回る2.4%となる見込み。食料品やエネルギーを除いたコア指数では、前回同様に前年比2.7%が見込まれている。本日は日本時間16時45分にフランスの消費者物価指数(CPI)の発表も予定されており、こちらも前回値からの伸びが予想されている。また、昨日発表されたドイツのCPIも予想を上回る伸び率となったため、本日の結果が市場予想を上回ることになればユーロ買いで反応する可能性があることに注意したい。

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2. 米・ISM非製造業景況指数(日本時間24時00分)

日本時間24時00分には、12月の米・ISM非製造業景況指数が発表される。ISM非製造業景況指数は、米供給管理協会(ISM)が米国内の非製造業370社以上の購買担当者を対象にアンケート調査を実施し、その結果を指数化した指標。複数の項目に対する景況感を調査し、その中の事業活動・新規受注・雇用・入荷遅延の4項目の総合指数として算出される。基準値の50を上回ると景気拡大、下回ると景気後退と判断され、今回の市場予想は前回値52.1を上回る53.3となる見込み。指標発表後には米ドルの値動きが活発になる可能性が高いため、米ドル/円(USDJPY)やユーロ/米ドル(EURUSD)などのドルストレート銘柄の動きに注意したい。

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3. 米・JOLTS求人件数(日本時間24時00分)

日本時間24時00分には、11月の米・JOLTS求人件数が発表される。今回の市場予想は、前回値の774.4万件を下回る770.0万件となる見込み。JOLTS求人件数は、米労働省労働統計局(BLS)が発表する米国内の求人状況を示す指標。求人・採用・離職などのデータを雇用者から集めて調査する。同じくBLSが発表する米・雇用統計が労働者側からのデータを捉えているのに対し、JOLTS求人件数は雇用者側からのデータを元に示される。米国の経済指標の中でも特に重要度が高い雇用統計の先行指標として注目されるため、結果と予想の乖離が大きい場合は米ドルの動きが激しくなる可能性が高い。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。