英・BOE政策金利と議事録に注目

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英・BOE政策金利と議事録に注目

英・BOE政策金利と議事録に注目
相場レポート

2024.12.19

NEW

2024.12.19

本日のポイント

  1. 英・BOE政策金利(日本時間21時00分)

  2. 米・第3四半期GDP(日本時間22時30分)

  3. 米・フィラデルフィア連銀景況指数(日本時間22時30分)

東京時間では、日銀が政策金利の据え置き(0.25%)を発表したことを受けて大幅な円安の動き。一部では利上げの可能性が残されていたこともあり、発表後は素直に円売りで反応した。声明では、景気の一部に弱めの動きが見られるが緩やかに成長を続けていると言及され、午後に予定される植田日銀総裁の会見から今後の利上げ見通しを探る展開となる。昨日のNY市場でFRBが0.25%の追加利上げを発表したことで大きく値を上げた米ドル/円(USDJPY)は、上昇の勢いが弱まらず156円台まで上値を拡大。クロス円も揃って上昇し、米ドル買い・円売りの動きが強まったことでユーロ/米ドル(EURUSD)や英ポンド/米ドル(GBPUSD)などのドルストレートは動きにくい展開となった。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比-0.69%で続落。昨日の米株式市場で主要3指数が揃って下落したことから寄り付きは大幅下落で開始したが、その後は為替市場で円安が進行したことを受け買いが入る展開となった。本日の海外市場では、英国の政策金利発表や米国のGDP発表など、重要イベントが控えている。発表前後の急激な値動きに警戒したい。

1. 英・BOE政策金利(日本時間21時00分)

日本時間21時00分には、イングランド銀行(BOE)が政策金利を発表する。市場予想では、現在の4.75%で据え置きとなる見込み。英国は今年に入り0.25%の利下げを2回実施している。昨日発表された11月の消費者物価指数(CPI)が8ヵ月ぶりの高水準となったことを受け、年内最後の会合では据え置きが大方の見方となった。インフレ圧力の根強さから、BOEは利下げに慎重にならざるを得ない状況と直面している。市場では来年以降の利下げペースの減速が予想されており、米国やユーロ圏よりも緩やかなペースで金融緩和が進むと見込まれている。本日公表される声明文や議事録で、来年以降の英国の利下げ見通しや景気動向についてどのような見解が述べられるのか注目したい。

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2. 米・第3四半期GDP(日本時間22時30分)

日本時間22時30分には、米国の第3四半期GDPが発表される。本日は確報値の発表となり、先月27日に発表された改定値2.8%と同水準が見込まれている。GDP(国内総生産)は、米国内で新たに生産された財やサービスの価値を合計した指標であり、米国の経済活動を示す最も総合的な指標として注目度が高い。米商務省経済分析局が四半期ごとに速報値・改定値・確報値の順番で発表する。予想からの上振れは米ドル買い、下振れは米ドル売りの材料と判断されるため、ドルストレートペアのトレードには注意したい。

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3. 米・フィラデルフィア連銀景況指数(日本時間22時30分)

日本時間22時30分には、12月のフィラデルフィア連銀景況指数が発表される。フィラデルフィア連銀景況指数は、米国のフィラデルフィア地区の製造業部門の景況感や経済活動を指数化した指標。製造業約250社を対象に、新規受注・在庫・雇用などの項目について現況と6ヵ月後の景況感をアンケートで調査する。ゼロを上回れば好況、下回れば不況と捉えられ、今回は前回値の-5.5を上回る+3.0へと伸びが見込まれている。米指標のなかでも重要度が高いISM製造業景気指数の先行指標としても注目されるため、結果を確認しておきたい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。