
2024.09.26
2024.09.26
スイス・ジョルダンSNB総裁会見(日本時間17時00分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
米・パウエルFRB議長発言(日本時間22時20分)
東京市場は、前日からの上昇基調が継続し、米ドル/円は一時145円台まで上値を伸ばした。中国の利下げ発表以来、金融市場ではリスクオンの動きが広がっており、円が売られやすい相場が続いている。日経平均株価も堅調に推移し、ビットコインやクロス円全般も軒並み上昇。昨日のNY市場で約90pipsの急落を見せたユーロ/米ドルは、東京市場に入り堅調な動きを見せている。本日はNY時間以降に米国の重要指標発表や欧米での要人発言が続くため、欧州時間序盤では警戒感のある値動きになりそうだ。また、明日の自民党総裁選投開票への警戒感も高まっているため、クロス円が神経質な動きを見せる可能性があることに注意したい。
日本時間17時00分には、スイス国立銀行(SNB)のジョルダン総裁による会見が行われる。会見前の16時30分に発表される政策金利は、現在の1.25%から1.00%への引き下げが予想される。SNBは、今年3月・6月と続けて0.25%の利下げを決定。今回も3会合連続での利下げが見込まれており、政策金利発表後の会見にも注目が集まっている。米ドル/スイスフランは、年初につけた安値の0.84000フラン付近を何度か下にトライするも押し戻され、底堅い動きを見せている。本日は米国の重要指標や要人発言も多く控えているため、米ドル売りやスイスフラン買いの動きが見られた場合は、再度下値をトライする可能性が高い。
NY時間序盤となる21時30分には、米国の新規失業保険申請件数が発表される。失業保険申請件数は毎週木曜日に週次の結果が発表されており、米国の雇用関連指標のなかでも速報性が高く、先行指標として注目度が高い。FRBは、今後の政策の焦点をインフレ率から雇用に移すと見られており、雇用関連指標への注目度が一層高まっている。今回の予想値は、前回の21万9,000件を上回る22万5,000件と見られているが、予想値を上振れれば米ドル売り、下振れれば米ドル買いの動きになる可能性がある。また、同時刻には第2四半期GDPの確報値や耐久財受注など複数の米国指標の発表が重なっているため、結果を受けて米ドルが神経質な動きを見せる可能性があることを留意しておきたい。
日本時間の22時20分には、米・パウエルFRB議長の発言が公開される。先週開催されたFOMC会合以来の発言となるため、今後の経済政策への言及について注目が集まっている。FOMC会合後、パウエルFRB議長をはじめとするFRB高官からは利下げを急がない姿勢の発言が多く寄せられている。しかしながら米ドル/円の上値は限定的で、先週末から小幅な横ばいで推移。本日は、NY時間以降に米国の重要指標発表や欧米での要人発言が続くため、ドルストレート銘柄で大きな値動きが起こる可能性があることに注意したい。
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