2024.09.20
2024.09.20
加・小売売上高/小売売上高【除自動車】(日本時間21時30分)
米・NYカット(日本時間23時00分)
欧・ラガルドECB総裁の発言(日本時間24時00分)
東京時間の正午前に発表された日銀政策金利は0.25%で据え置き。予想通りの結果ではあるものの、米ドル/円は上下に約80pips幅で反応。15時30分からの植田日銀総裁の記者会見では、米ドル/円・日経株価ともに買われ、金(GOLD)も買われて高値を更新。米・FOMC、英・BOE政策金利、日・日銀金融政策決定会合と、注目度の高い経済イベントを通過して迎えた週末。NY時間午後には商品先物の投機的ネットポジションが公表される。週末手仕舞いの動きで不意の値動きを見せる可能性も想定される。週明け月曜日は、秋分の日の祝日で日本市場が休場となる。ポジション持越しのリスクには留意したい。
日本時間21時30分に発表されるカナダの小売売上高(7月)は、前月比で0.6%の予想(前回結果は-0.3%)。月ごとのブレが大きい自動車の売上を除いた小売売上高【除自動車】は、前月比で前回と変わらずの0.3%が予想されている。今週火曜日(17日)の8月消費者物価指数(CPI)は、中央銀行の目標値2.0%(前年同月比)に低下。2021年12月以来の低水準となった。カナダの政策金利は今年6月に5.00%から4.75%に引き下げられ、7月には4.50%、9月4日には4.25%へ段階的に引き下げられている。次回のカナダ政策金利は10月23日(水)の予定。
日本時間23時00分のNYカット(ニューヨークオプションカット)へ向けた米ドル/円の値動きに注意したい。本日は、143.50と141.00円にオプションが観測されている。注目度の高い米・経済指標がない中、オプションの設定価格に吸い寄せられる動きとなるのか。米・FOMCと英国の政策金利、日銀・政策金利と、注目度の高い経済イベントを消化した週末ということもあり、ポジションをいったん手仕舞う動きが発生する可能性にも留意しておきたい。
日本時間24時には、ラガルドECB総裁とゲオルギエバIMF専務理事との対談が予定されている。フランス出身のラガルド氏は、2019年にIMF(国際通貨基金)専務理事からECB総裁に就任。その後任としてIMF専務理事に就任したのがブルガリア出身のゲオルギエバ氏である。欧州先進国出身者が就くのが慣例のIMF専務理事に新興市場国の出身者が就任するのは、1944年のIMF創設以来初めて。今年10月1日から2期目(任期5年)に入る。ECBは、今月12日(木)に開かれた理事会で、市場予想通り、中銀預金金利の0.25%引き下げを実施した。ユーロ圏ではドイツを筆頭に景気下振れ懸念が強まっていると言われる一方で、株価は堅調に上昇を続けている。ドイツの株価指数DAX(GER40)は19日に直近高値を更新。次回のECB政策金利は10月17日(木)の予定。
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