米・雇用統計と要人発言に注意

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米・雇用統計と要人発言に注意

米・雇用統計と要人発言に注意
相場レポート

2024.09.06

2024.09.06

本日のポイント

  1. 米・雇用統計(日本時間18時00分)

  2. 米・要人発言(日本時間21時45分・24時00分)

  3. 英・ロンドンフィキシング(日本時間24時00分)

東京時間はクロス円の下落が目立つ展開。今夜の米・雇用統計を控えて、米ドルのロングポジションはとりにくい状況といえる。英ポンド/円、ユーロ/円でも円買いの流れが優勢。対照的に、金(GOLD)は上昇。高値更新を伺う動きを見せている。但し、米・雇用統計の前に一方的な動きが発生するとは考えにくいため、日本時間21時30分までは様子見が続くものと思われる。

1. 米・雇用統計(日本時間21時30分)

米国の景気後退懸念による利下げ期待が高まる中、今夜発表される「雇用統計」は、今週続いた一連の米・経済指標ラッシュのメインとも呼ぶべき注目のイベントである。毎月第一金曜日の米・雇用統計は、米国の雇用情勢を示す最も重要な経済指標。失業率、非農業部門雇用者数をはじめ、建設業雇用者数、製造業雇用者数、小売業雇用者数などの業種別雇用者数、週平均労働時間、平均時給など10数項目にわたる数値が米国労働省から発表される。FRB(米連邦準備制度理事会)の最大目標はインフレと失業率の抑制(コントロール)といわれるだけに、失業率と非農業部門雇用者の変化を端的に示す「雇用統計」は、次回FOMCでの利下げ、さらには追加利下げへの展望に大きく影響するものとなる。今回は、失業率が前回4.3%に対して予想は4.2%、非農業部門雇用者変化が前回11.4万人に対して予想は16.5万人。利下げ観測のさらなる加速となるか、もしくはマーケットの期待を裏切るサプライズとなるのか、行方を注意深く見守りつつ、慎重にトレードチャンスを探りたい。

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2. 米・要人発言(日本時間21時45分・24時00分)

米・雇用統計を前に、米国要人からの利上げ発言が伝えられている。デイリー:サンフランシスコ連銀総裁は「米労働市場の健全性を維持するために金利を引き下げる必要がある」と発言。クールズビー:シカゴ連銀総裁は「労働市場の冷え込みに関する警告の兆候がさらに見られるようになった。経済データは複数回の利下げを正当化する」と、こちらは追加利下げにまで踏み込んだ発言である。今夜は米・雇用統計の発表から間もない21時45分にウィリアムズ:NY連銀総裁がイベントで講演予定。24時00分にはウォーラーFRB理事が経済見通しについての講演を行う予定である。いずれも質疑応答が行われるため、発言内容次第ではマーケットが敏感に反応する可能性がある。

3. 英・ロンドンフィキシング(日本時間24時00分)

英国・ロンドン市場で金融機関の対顧客向け外貨取引の基準レートを決めるロンドンフィキシングでは、値決めを巡って様々な思惑が交錯するため、値動きが激しくなる傾向が強い。とりわけ、金(GOLD)の現物取引のレートもロンドンフィックスで決まるため、金(GOLD)を取引するトレーダーには目が離せぬ時間帯だ。今回は週末で、なおかつ米・雇用統計の直後とあって、ゴールド取引に絡んで米ドルの値動きにも大きく影響することが想定される。ボラティリティが高く、FXに近い感覚で取引できる金(GOLD)のCFDは、個人トレーダーにも人気の高い銘柄である。通常の100分の1サイズで取引できるXMのマイクロ口座なら、初心者でもリスクを抑えつつ金(GOLD)トレードを始められる。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。